“寸止め勝利”におさらば…芸術パスワークから阪野がV弾! 山形が水戸を振り切り4戦ぶり白星
ゲキサカ / 2017年11月12日 15時13分
狙い通りと言える戦いでハーフタイムを迎えた山形だが、直近2試合はいずれもリードしながら終了間際の失点で引き分けに持ち込まれており、後半の試合運びが課題となっている。後半15分には最終ラインでボールを落ち着かせようとした栗山からDF菅沼駿哉へのパスがずれ、水戸MF佐藤和弘のチェックを受けてこぼれたボールを前田が回収。PA手前右で2対1の状況を迎えた前田は左横でフリーの林には出さず、自ら右足でシュートを打つも、ゴール右へ大きく外れる。山形としては相手のミスに救われる形となった。
後半19分には佐藤に代えてMF安西海斗を投入する。その直後のプレーで安西のパスを受けたDF高木利弥が2人を振り切って左サイド深くに進入し、マイナスのクロスからニアの阪野が強烈なヘディング。だが、GK笠原の正面を突いたシュートは両手で弾かれた。
1点を追いかける水戸は後半26分に佐藤和とMF伊藤涼太郎、佐藤祥とMF小島幹敏をそれぞれ交代。その後も互いに積極的にカードを切り、山形が同30分にMF汰木康也とFW瀬沼優司、水戸が同37分にMF湯澤洋介とFW齋藤恵太を入れ替えると、山形は同43分に左足を痛めた茂木に代えてMF松岡亮輔をピッチへ送り、両チームともに交代枠を使い切る。
山形は終盤も守備の強度が落ちず、水戸にボールを持たれながらも前線へのパスコースを与えない。諦めない水戸は後半アディショナルタイム4分、右サイドからロングスローと見せかけ、フリーでボールを受けた浜崎が右足で狙い澄ましたクロス。マークを外してPA内中央に入った前田が飛び込みながらヘッドで合わせるが、惜しくもシュートはクロスバーを越える。そのままタイムアップ迎え、ホーム最終戦の水戸は2連敗を喫した。
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