1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

インハイ8強の長崎総科大附が苦しみながらも延長V!「さらに上に行くために」努力して日本一に挑戦

ゲキサカ / 2017年11月13日 8時50分

 試合は1-1のまま延長戦へ突入。長崎日大は9分に吉川の放った右足シュートがクロスバーをかすめ、後半4分にこぼれ球を再び吉川が押し込もうとしたがシュートはポスト左へと外れた。対する長崎総科大附はサイドに起点をつくり、そこからの崩しやロングスロー、FKからゴールを狙うが、長崎日大も身体を張った守りで得点を許さない。

 互いに譲らず、PK戦突入かと思われた延長後半10分、全国トップクラスのフィジカル面、ハードワークを持つ長崎総科大附がギリギリの戦いで決勝点を奪う。武井の右FKをファーサイドのFW柏木澪弥(2年)がコントロール。長崎日大のDFとGKが対応するが、交錯する形となってボールがこぼれる。これを後方で構えていた長崎総科大附の田中が豪快な右足シュートで決めて2-1。劇的ゴールによって勝利した長崎総科大附が全国進出を決めた。

 今年、プリンスリーグ九州で2連覇へ向けて驀進中の長崎総科大附は2年連続の県内3冠達成。ライバルたちからターゲットにされる中で苦しみながらも勝ち抜いて掴んだ全国切符だ。小嶺監督は「毎年地区予選というのが一番。これを乗り越えて子どもたちも強くなる」と語り、安藤は「どこのチームも総附を倒すためにやっていると思いますし、自分が天狗になって『自分は上手いんだ』じゃなくて、自分たちもチャレンジャー精神で行かなければいけない。自分たちよりも上手い人もいっぱいいる中で自分たちに勝とうと目標にしてくれているのはありがたいことですし、そこで負けたら何も残らないので勝てたのは大きい」と頷いていた。

 次は全国大会。「全国は横一線」(小峰監督)という中でインハイ8強を越え、03年度の国見高以来となる全国制覇を果たすことができるか。田中は「自分たちは技術的に特別優れているチームじゃない。でも、チームとしてまとまって戦えば、インターハイでベスト8まで行くことができた。ベスト8で全然満足はしていないですし、さらに上に行くためにこれからの期間で今日出た課題を修正していきたい」と引き締めた。

 荒木が「自分たちの目標は全国制覇」と語り、中村も「一回一回勝って行って優勝したいです」と語るように目標は定まっている。それを達成するための力を全国大会までの1か月半の間に身につけ、長崎の注目校が大目標を達成する。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
●【特設】高校選手権2017
★日テレジータスで「高校選手権」地区大会決勝を全試合放送!11/20(月)14時~運命の「抽選会」を生中継!

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください