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古豪・宜野湾復活、元日本代表FW我那覇を擁した世代以来19年ぶり全国へ:沖縄

ゲキサカ / 2017年11月13日 12時51分

沖縄県代表は宜野湾高に決まった

[11.11 選手権沖縄県予選決勝 浦添高 0-2 宜野湾高 沖縄陸]

 第96回全国高校サッカー選手権大会沖縄県大会は11日、沖縄県総合運動公園陸上競技場で決勝を行い、宜野湾高が2-0で浦添高に勝ち、19年ぶり3度目の選手権出場を決めた。

 宜野湾は前半15分、MF運天ひかる(3年)がやや距離のある位置から直接FKを蹴ると、相手GK下地夏樹(3年)が目測を誤ったこともあり、そのままゴールイン。先制に成功すると、後半開始直後の2分には最終ラインのDF照屋孝佳(3年)がFW読谷山柚貴(3年)へパス。読谷山はドリブル突破から浦添のプレスをかいくぐると、最後はFW天久碧(1年)が冷静に沈め、全国をグッと引き寄せた。

 宜野湾は守っても「エースキラー」として進化し続けるDF平良淳(3年)を中心とする3バックが、スピードスターのFW西里恒則(3年)や、準決勝の小禄高戦でボランチながら2ゴール1アシストと活躍したMF屋比久海斗(3年)ら攻撃のキーマンをシャットアウト。今大会4試合で35得点を挙げる浦添攻撃陣を完全に沈黙させた。

 3バックはチームの核となっており、平田敦志監督も「攻撃的なディフェンダーというイメージ。DFの3人がどうゲームメイクできるかというところで平良と照屋、そして國仲洋秀(2年)が中盤にフリーな形でボールを受け渡すか。特筆した中盤はいない中、シンプルかつ丁寧にできればと思っています」と信頼を語った。

 その指揮官にとっても選手権にかける思いは強い。2年前に南風原高を率いてベスト4まで進出するも与勝高に敗れて全国への夢は叶わなかった。「あの時の南風原はとても良かったが負けてしまった」と今でも無念の思いを持っている。だからこそ「やりたいサッカーにこだわっても勝てるとは限らない。いろんな経緯がありながら自分もチームも経験値を積んで全国に行けることは大きい」と喜びもひとしおだ

 宜野湾はアンダーアーマーがチームをサポートしており、月に2、3回はドームアスリートハウスでトレーニングに励んでいた。また今年8月には福島県で行われたアンダーアーマーチャレンジ杯に出場。全国レベルのチームと対戦したことで明白な目標と課題を見つけることができた。

 また精神面でも夏から秋にかけて強さが増していった。宜野湾のエースFW与那嶺琉(3年)は沖縄県1部リーグで13ゴールを挙げ得点王争いに名乗り出てるが、プレーに波があり好不調がはっきりしていた。そんな中、選手権開幕の2週間前に腰を怪我し、痛みに耐えながらのプレーを強いられた。

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