「後ろに頼りっぱなしではなく」井手口に“スイッチ役”としての自覚
ゲキサカ / 2017年11月14日 5時50分
経験が少ないからこそ多くの刺激を受け、多くを吸収できているようだ。トップ下で先発した10日のブラジル戦(1-3)に続き、14日のベルギー戦(ブルージュ)では4-3-3のインサイドハーフで先発が濃厚なチーム最年少21歳の日本代表MF井手口陽介(G大阪)は「どれだけ守れるかがカギになると思う。しっかり声を出して、前を動かしながら、行くときと行かないときのメリハリをはっきりさせていきたい」と、意欲を前面に出した。
ブラジル戦では「プレッシャーが速いので、ボールを奪っても、前を、前を見ないと攻撃のスピードが遅くなってしまう。本当に裏を意識しないといけない」と感じたという。
ベルギー戦は相手のフォーメーションが3バックに変わるため、中盤で相手に数的優位をつくられる場面が出てくることも予想される。中途半端なプレスや、前と後ろの意識の違いは大いに危険。そこで重要になるのが、前と後ろの意識を統一させる中盤の選手だ。
「プレッシャーをかけるタイミングに関しては、僕のポジションがやっていかないといけないと思う。後ろの選手に頼りっぱなしではなく、僕のポジションがFWを動かして守備のスイッチを入れられるようになればいい」
ブラジル戦では「後ろに動かされっぱなしだった」という反省があり、スイッチ役を担うべきという責任感が芽生えるきっかけになった。「格上の相手には中途半端に行っても取れないということがブラジル戦で分かった。次の試合も絶対そうなっていくはずなので、そこははっきりしていかないといけない」と自覚は十分だ。
リオデジャネイロ五輪代表としてU-23ブラジル代表と親善試合を戦い、リオ五輪も経験したが、強豪国のフル代表と戦うのは今回の欧州遠征が初めてだ。「(ベルギー戦で)また新しい発見があると思う」と話す表情には伸び盛りの選手ならではの輝きがみなぎっていた。
(取材・文 矢内由美子)
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