[MOM2323]京都U-18FW服部航平(2年)_体現した“京都U-18”らしさ。頼れるストライカーが決勝弾!!
ゲキサカ / 2017年11月14日 19時44分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.12 Jユースカップ準決勝 京都U-18 2-1 広島ユース 金鳥スタ]
無駄走りをいとわぬストライカーの献身が報われた瞬間だった。後半24分、相手のCKを跳ね返して始まったロングカウンターから京都サンガF.C.U-18の攻撃陣が、サンフレッチェ広島ユースの守備陣に対して数的優位を作る。中央をドリブルで突き進むMF杉田迅(2年)に対して、FW服部航平(2年)は中に入らずにDFを引っ張る動き。DFが自分についてくるなら、杉田が突破できる。DFが杉田にアタックするなら、自分がフリーになれる。「杉田はいつも僕の動きを見てくれる」という信頼もあった上で、しっかり状況も見えていた。
「ワンチャンスがカギになる、ワンチャンスに賭けるしかないということは試合前日からイメージしていた」(服部)
DFを十分に引き付けた杉田から託すように送られたラストパス。外に開いた分だけ角度も少しなくなっており、「流し込むだけでした」と本人が言うほどイージーなシュートではない。だが、「GKも見えていた」という落ち着いた精神状態からしっかりとボールをミートして放たれたシュートはU-18日本代表のGK大迫敬介(3年)の牙城を破り、ゴールネットを揺らす。そしてこれが決勝点となった。
京都の1点目もまさに無駄走りという動きで黒子としてゴールに貢献していた服部について、岸本浩右監督は「本当に頼りになる男です。チャンスが来なかったとしても、何回でも走り出してくれる」と称賛を惜しまない。ハードワークをいとわずに何度でも繰り返せるプレーぶりは、今季の京都の戦いぶりを象徴するものでもあった。
(取材・文 川端暁彦)2017Jユースカップ特集
※決勝戦は11月19日、長野Uスタジアムで開催!
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