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代表デビューで好印象残した長澤「ドイツにいたときの感覚で」

ゲキサカ / 2017年11月15日 12時19分

先発デビューのMF長澤和輝

[11.14 国際親善試合 日本0-1ベルギー ブルージュ]

 数少ないアピールのチャンスで存在感を示した。日本代表初招集のMF長澤和輝(浦和)が右インサイドハーフで先発デビュー。デュエルの強さや奪ってからのショートカウンターで好機を演出し、存在感を見せた。

「立ち上がりから前からプレッシャーをかけて、相手に後ろを向かせて判断を奪うようにしようという話をしていた。それがうまくはまり、ボールを奪って速攻のような形から何度かチャンスをつくれた。前半はうまく守れていたと思う」

 そう振り返ったとおり、前半7分には自身のボールカットから展開してチャンスメイク。得点には結びつかなかったが、それ以外の場面でも、専修大を卒業した14年からの2年間、ブンデスリーガのケルンでプレーしていた経験を生かし、大柄なベルギー選手に身体を当てられてもボールを失うことがほとんどなかった。
 
「ドイツにいたときの感覚に近いかなという感じでやった。ベルギーは身体がでかくて、プレッシャーも速く、その中でデ・ブルイネ選手やルカク選手のように能力のあるプレイヤーがいる。そういうのは欧州のチームの中ではよくあることだと思う」

 ピッチを退いたあとに失点したことで勝利を得ることができず、満足のいく結果ではなかったが、ロシアW杯への道は開けてきた。「Jリーグ、ACLと数試合しか出ていないけど、こうやって呼んでもらってうれしいし、またチャンスをもらえたらアピールしていきたい」と力を込める。

 試合中には主審と言葉をかわす場面も見られた。「できるだけコミュニケーションを取って、有利な笛を吹いてもらえたら良いと思った」。ピッチ上での堂々とした振る舞いも良いアピールだった。

(取材・文 矢内由美子)
●2018W杯ロシア大会特集ページ

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