静学が圧倒的にボール支配。だが、100分間ほぼ隙を見せなかった清水桜が丘が守り勝つ:静岡
ゲキサカ / 2017年11月19日 2時24分
[11.18 選手権静岡県予選決勝 清水桜が丘高 1-1(PK4-3)静岡学園高 エコパ]
清水桜が丘高は延長戦を含めた100分間の大半の時間帯で静岡学園高にボールを握られていた。それでも被シュート数は一桁の9本で1失点。前半、徳島内定MF渡井理己(3年)の個人技に守りをこじ開けられたものの、試合を通して集中力高い守りを継続して2点目を許さず、PK戦での勝利に繋げた。
相手MF渡井に「相手の方が競り合いとかも強かった」と言わしめるほどの球際での厳しさがあった。選手同士の距離間を保ち、簡単には縦パスを入れさせない。前線、サイドにボールが入れられてもボールホルダーに食らいついて中央へ潜り込ませなかった。声でチームを動かしていた守備の中心、CB勝村永遠(3年)は特に気合が伝わってくるような守り。「(声を出す一方で)自分もしっかりしないといけないという気持ちで積極的にチャレンジできた」と振り返ったように、危険なゾーンに入ってきたボールに対して身体を投げ出すようにクリアしていた。
押し込まれることは想定内。10月のプリンスリーグ東海・名古屋U-18戦で首位の相手に初黒星をつけた試合(2-1)も、ボールを支配されながらの90分間だった。同じような試合展開だったが、プリンスリーグが90分間だったのに対し、今回の決勝戦は延長戦を含めた100分間の戦いに。戦い抜けるか不安もあったというが、勝村は「延長まで続いてみんな最後までできるかなと思っていた。でも、集中切らさずやっていた。縦パスに強く行ったりしてシュートブロックとか粘り強くやれたらいいと思っていた。それができたので良かった」とチームメートたちの守備を讃えていた。
大瀧雅良監督も辛抱強くスライドを繰り返したこと、相手を懐に入れさせなかったことを評価していた。加えて、延長戦で大型GK眞杉雛多(3年)のファインセーブがあったほか、CB安居院旺洞(2年)が高さを発揮し、右SB山田温人(3年)と左SB大石悠暉(3年)はサイドに穴を開けさせなかった。そしてセカンドボールを献身的に拾い続けた中盤、また前線のプレスバック……。全国でも主導権を握る試合は少ないかもしれない。だが勝村は「全国でもやること変えずに同じことやっていく。今まで通り練習でもチーム内で言い合っていきたいと思います」。全国レベルの実力を持つ名古屋U-18や静岡学園相手に守り切ったことを自信に、清水桜が丘は堅守をさらに磨く。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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