大逆転負けからピッタリ5か月…山梨学院が夏のリベンジ果たして全国の舞台へ:山梨

　山梨学院は「2点目を取ってから3点目が入るまでは内心ドキドキしていた」と安部監督は苦笑いとともに振り返るが、後半13分にその“ドキドキタイム”も終幕。「前回の対戦では2-0からやられていたので、もう1点が欲しかった」と言う左MF天野菖梧(3年)が左サイドの浅い位置から逆サイドネットを射抜くスーパーゴールを突き刺して3-0とリードを広げると、26分にもCKのこぼれ球を天野が再び決めて、4-0と差を広げた。

　帝京三もシステムを変えての攻勢から後半アディショナルタイムにMF平田和也(2年)が一矢報いたものの、さすがに4点差は重すぎた。4-1のスコアで逃げ切った山梨学院が夏のリベンジを果たし、2年連続の選手権出場を決定。強力2トップをベースとした質実剛健なサッカーを見せる山梨学院が、初出場初優勝となった第88回大会以来の栄冠を目指し、全国の舞台へ挑む。

(取材・文 川端暁彦)●【特設】高校選手権2017
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