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流経大柏が“プランどおり”のPK勝利で決勝へ!「自信を持っていた」キックは全員成功:千葉

ゲキサカ / 2017年11月20日 6時30分

 流経大柏は終了間際の後半アディショナルタイム、これまでの80分間で最大のチャンスが訪れる。自陣からのロングボールがPA左にこぼれ、抜け出した時岡が左足でシュート。しかし、わずかにゴールマウス右に外れ、試合はスコアレスのまま延長戦に持ち込まれることとなった。

 延長戦は互いに長いボールを使っての攻防。しかし、流経大柏は関川、日体大柏は高橋からキャプテンマークを受け継いだDF白木玲二(3年)らが競り勝ち続け、危険なエリアにボールを入れさせない。流経大柏は延長後半アディショナルタイム、MF菊地泰知(3年)の右CKがファーサイドに流れ、時岡がシュートを放ったが、ゴールライン間際でDF関島光(3年)にクリアされた。

 そうして迎えたPK戦は流経大柏が先攻。1人目のキッカーを担当した宮本主将が「やっぱり緊張はしましたが、思った方向に蹴れば大丈夫だと思った」と自信を持って左へ蹴り込むと、その後の3人も全員が成功する。一方の日体大柏は3、4人目が枠を外してしまい、5人目まで到達できず。流経大柏が4-2で勝利し、8年連続の決勝進出を決めた。

 本田監督は勝利の瞬間をベンチから離れた場所で迎え、「PK戦は見てられないよね。昔からそうなんですけど」と結果は注視していなかったという。これについて宮本主将は「きっと選手のことを信じているんじゃないですか」と分析。「監督は試合前に『PKで勝てばいいんだ』と言っていた。GKも良いGKですし、PKには自信を持っていました」(宮本)。そんな言葉どおり、キッカー4人全員がしっかりミートさせたシュートを蹴り込んだ。

 “想定内”の接戦で勝ち上がった流経大柏は23日、市立船橋高との決勝を控える。総体予選決勝では、互いに全国行きを決めた状態で戦って勝利したが、選手権は1枠の出場権を争う舞台となるため、半年前とは異なる状況での決戦だ。4日後に向けて「メンタルのコンディションを整えたい」と意気込む本田監督は、以下のように続けた。

「4日間では何もできないですよ。でも、子どもたちに年寄りが叶わないのは、とてつもないことを『ワッ!』とできてしまう年代だから。乗っちゃった時の若い子は止めようがないから、『ワッ!』という力を出させるようなことを考えたい」。

 百戦錬磨の名将に率いられる流経大柏は、これまで積み重ねてきたものを信じ、最後の準備を尽くして、5年連続同カードの“頂上決戦”に臨む。

(取材・文 竹内達也)●【特設】高校選手権2017
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