J加入組の2発で市船が逆転勝利!千葉内定DF杉山には「スーパーシュート」と指揮官:千葉
ゲキサカ / 2017年11月20日 6時35分
[11.19 選手権千葉県予選準決勝 八千代高1-2市立船橋高 柏の葉]
第96回全国高校サッカー選手権大会千葉県予選は19日、柏の葉公園総合競技場で準決勝を行った。3年連続の全国大会出場を狙う市立船橋高は5年ぶりの出場を目指した八千代高と対戦し、2-1で逆転勝利を収めた。
今夏の総体で全国3位となった市立船橋だが、準決勝は先手を取られる苦しい立ち上がりとなった。八千代は前半16分、スローインの流れで左サイドに流れていたFW小堀潤也(3年)にボールが渡り、中央にパス。ゴール前のスペースに潜り込んでいたMF正田稜(3年)が落ち着いて流し込み、貴重な先制点を奪った。
市立船橋の朝岡隆蔵監督は、この場面について「スキがあった」と振り返る。「スローインからの形は持っていたので、情報は入っていたんですけど、トレーニングをしたわけではなかったので、守り方もゆるかった」。ここまで予選2試合を無失点で突破してきていたが、今大会初の失点を喫してしまった。
ところが市立船橋の選手たちは、八千代の選手が喜びを爆発させている間に円陣を組み、「慌てないで戦おう」という狙いを共有。すると、この1点を機に八千代が守りに傾き始めたことで、中盤の圧力が下がり、指揮官が「失点してからのほうがゲームは落ち着いた」という幸運な流れとなった。
そんな前半31分、相手を敵陣に押し込んだ状態から千葉内定DF杉山弾斗(3年)が持ち場とは反対の右サイドに侵攻。そのままDF畑大雅(1年)とのパス交換で抜け出し、角度のないところからゴールに向かって左足を振り抜く。ボールは鋭い軌道を描いてGK堀輝一郎の頭上を越え、ファーサイドネットにゴールイン。主将の「スーパーシュート」(朝岡監督)で試合を振り出しに戻した。
これで「流れに乗れた」(杉山)という市立船橋はさらに、前半アディショナルタイム、MF井上怜(2年)のパスを受けたMF金井満生(3年)がPA左にスルーパスを送ると、抜け出したFW福元友哉(3年)がダイレクトの左足シュート。指揮官も「理想的だった」と手放しで称える一発がネットを揺らし、前半のうちに逆転することに成功した。
後半は「勝っている試合なので、やるべきことをやろう」という意識を高めた市立船橋が主導権を握った。後半3分、杉山のクロスに福元がヘディングシュートを放つも枠外へ。それでも同11分、FW佐藤圭祐(2年)に代えてFW郡司篤也(2年)を投入すると、郡司は同20分、同26分に、立て続けに最終ライン裏へ抜ける場面をつくった。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
京都が2大会ぶり4強 FW豊川&FWトゥーリオ弾でJ2千葉一蹴
スポニチアネックス / 2024年9月18日 21時17分
-
悩めるエースの今季リーグ戦初ゴールが劇的決勝弾!「イチフナのあるべき姿」を改めて見つめ直した市立船橋は絶対に諦めない
ゲキサカ / 2024年9月18日 12時35分
-
[NBチャンピオンシップU-16] 2016年創部の上越が初出場初優勝!飛躍期す新潟の新鋭は、「ここが始まり」
ゲキサカ / 2024年9月17日 9時17分
-
[NBチャンピオンシップU-16]FW玉置が決勝点!飯塚が東山ゴールをこじ開け、決勝進出!
ゲキサカ / 2024年9月16日 11時28分
-
[MOM984]阪南大DF金子光汰(3年)_下剋上の夏物語は“下剋上の男”のV弾で完結
ゲキサカ / 2024年9月16日 8時33分
ランキング
-
1大谷翔平の50号記念球 一度はつかんだのに…奪われた高校生「今日は僕の18度目の誕生日だったのに」
スポニチアネックス / 2024年9月20日 11時35分
-
2【大谷翔平と一問一答(1)】初のPS進出決定「米国に来てから夢に見てた舞台。自分にとっても凄く大きい」
スポニチアネックス / 2024年9月20日 9時22分
-
3大谷翔平、自身初の3打席連発 50-50達成直後に快音…6安打&自己最多10打点の大暴れ
Full-Count / 2024年9月20日 8時32分
-
4大谷翔平の偉業で…敵右腕が粋な“違反行為” 気遣いにファンが続々感謝「感動した」
Full-Count / 2024年9月20日 13時44分
-
5「今、翔平は裸です」歴史的偉業を成し遂げた大谷翔平に起きた“珍事”現地実況がユーモア交え紹介
スポニチアネックス / 2024年9月20日 12時35分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください