[MOM2333]昌平DF関根浩平(2年)_中心プレーヤーとしての存在感。磨いてきたヘッドで2戦連発
ゲキサカ / 2017年11月20日 10時50分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.19 選手権埼玉県予選決勝 昌平高 2-1 浦和西高 埼玉]
大宮内定FW佐相壱明(3年)をはじめとしたアタッカー陣に注目集まる昌平高だが、後方の安定感高い守りもチームが高く評価される理由となっている。この日の決勝戦では浦和西高FW高橋岬生(3年)のファインショットの前に1点を失ったものの、CB石井優輝主将(3年)とCB関根浩平(2年)、GK緑川光希(3年)の3人が中心となって2点目を阻止。特に関根は先制ヘッドを決めるなど貢献度が高かった。
「去年から出させてもらっている。今年は2年なんですけれども、去年の経験を活かして中心になってやっていこうということは、新チーム始まった時から自分で決めていた」と関根。1年時のインターハイでチームの全国4強入りに貢献したCBは、すでに昌平の中心人物のような存在感を示している。
1対1では自分のところでは絶対にやられないという責任感あふれる守備。競り合いで強さを見せ、的確なカバーリングで相手の攻撃を封殺した。そして、177cmのCBは空中戦で強さを発揮。相手の長身FW陣に対して競り負けることもあったが、飛ぶタイミングが早くなりすぎないように我慢しながら跳躍し、正確なヘッドでボールを味方に繋いでいた。
また後半13分には、磨いてきた武器で先制点。MF原田虹輝(2年)の右FKを「前回の試合でも取っていたので自信はあったんですけれども、原田は練習からいいボールが来るので相手のゾーンを外していいシュートを打てたと思います」とニアサイドからのヘディングシュートでゴールへ叩き込んだ。
1年時から先発を務めているとは言え、選手層厚い昌平の中では自分も進化しなければポジションを守ることはできない。その中でこだわってきた一つがこのヘディングだ。「去年は出ていてもヘディングの点とかは無かったですし、試合中も正直勝てないというところは自分で自覚していた。去年が終わった時点で競り合いは強くしようと思っていましたね」。意識を変えて取り組んできたことが、今大会準決勝と決勝でのヘディング弾に繋がった。
成長を遂げる上で、すぐ隣に良い題材がいる。本人にとって、そのことがとても大きいようだ。昨年からCB石井主将が隣でプレー。「めちゃくちゃデカイです。信頼しています。向こうはやられないから、こっちもやられないように」と関根は微笑む。先輩DFに負けないように努力してきた関根は、緑川や他のDF陣含めて簡単には失点しないチームになってきたという実感がある。
将来、プロ入りを目指すDFにとって選手権はアピールの大会だ。「自分は身長が高くない。高くないのに強くなかったらプロになれない。プロにはなりたいと思っているんですけれども、そんなに簡単になれるものではないことは分かっている。選手権はいい機会だと思うので全国でもしっかりアピールして、来年もチームとして成長していければ見えてくるかなと思っています」。より強さを増して絶対に負けないDFになる。将来の目標を実現するためにはどんなFWにも負ける訳にはいかない。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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