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[プレミアリーグEAST]「ランドセルを背負っているときから凄かった」、京都U-18GK若原が示す精神面の成長と責任感の向上

ゲキサカ / 2017年11月22日 22時32分

京都サンガF.C.U-18GK若原智哉

ナイキジャパンは世界で戦う次世代の選手の育成を促進する「NIKE NEXT HERO プロジェクト」を実施中。高円宮杯プレミアリーグで獲得したポイント上位の選手の中からEASTのGK部門で首位を走る京都サンガF.C.U-18の守護神、若原智哉をピックアップした。

「ランドセルを背負っているときから凄かった」

 京都の名物記者・雨堤俊祐氏による京都U-18の守護神・若原智哉への評である。小学6年生にして中学生に混じって練習していた大器は中1にしてU-15チームのレギュラーをつかみ、世代を代表するGKとして認知されるようになっていた。

 京都U-18に昇格後も各大会で実力を証明しつつ、年代別日本代表のメンバーとしても活躍していたスーパーエリートだが、同時に代表のコーチングスタッフなどから「優しすぎる」という声も聞かれるようになった。元より穏やかな性格であるが、プロのステージでは、たった一つしかないポジションを奪い取るための高い競争心が求められることはもちろん、最後尾から全体を見渡せるGKは仲間に対しても時には厳しい言葉を投げかけることが求められる。より高みに昇るには、精神面の成長が必要だった。

 GK出身で、GKコーチとしてのキャリアも長い岸本浩佑監督が今年から若原にキャプテンマークを託したのは、もちろん実力に対する信頼が前提ではあるが、メンタル面での成長を期待してのものでもあるだろう。後方から味方を叱咤激励させつつ、勝敗に対しての責任感も負わせたその判断は、明らかにポジティブだった。

 今季から高円宮杯プレミアリーグEASTへ「移籍」した京都は、慣れない環境での戦いという難しさもあって開幕から苦戦を余儀なくされたが、若原の存在感は常に絶大だった。コーチングの声や密度は明らかに大きく濃くなったし、要所でのビッグセーブでチームを救い続けた。大会前半戦は、ハイライトを観ていて若原が登場しないことが少なかったくらいである。「(若原に)頼っていてはいけないんですけれど、でもやっぱり、めっちゃ頼りになります」とはシーズン途中でMF福岡慎平が実感を込めて漏らしていたほどだ。

 高いパフォーマンスは相手チームからも一目置かれることとなった。『NIKE NEXT HERO PROJECT』は対戦相手の監督が票を投じる方式だが、GK部門で10ポイントを記録して首位を走る(第15節終了時点)。GKはDFと合わせての投票対象となるために票が伸びにくいポジションなのだが、それでも14試合で10ポイントを獲得。GKでは唯一となる二桁ポイントを獲得して、ランキングを独走中である。

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