ゲキサカカップ参加の日体大DFンドカ、痛恨PK失敗に「犬も歩けば棒に当たる」
ゲキサカ / 2017年11月24日 1時15分
「ゲキサカカップ2017」に日本体育大DFンドカ・ボニフェイス(4年=浦和東高)が参加した。日体大は昨季のインカレで準優勝も、今季は関東1部リーグ11位で2部降格が決まり、シーズン終了。この日は大宮ジュニアユースや浦和東高の出身選手、社会人チーム・狭山アゼィリアの選手で構成された「トムクルーズ」の一員としてピッチに立った。
「トムクルーズ」は2位トーナメントの決勝戦で“スーパーカウンター”を繰り出す「けりとも」と対戦し、1-1でPK戦に突入。キッカー2人目のンドカはボールにキスをしてからセットすると、豪快にど真ん中に蹴り込んだ。両チームともに5人が成功。キッカーが2周目に入ると、7人目でンドカが蹴ったシュートはコースを読んだGK呉与明(20)に止められ、PK6-7で惜敗した。
痛恨のPK失敗。強靭なフィジカルで日体大の守備陣を統率したンドカは悔しさを隠さず、「犬も歩けば棒に当たる」と言葉少な。「1回目は100%決められると思ったけど、2回目は…。相手のGKが素晴らしかったです」と言い訳しなかった。
両腕をぶつけてンドカの強烈なキックを弾き出した呉は「ちょっと痛かった」と、殊勲のPKストップ後、痛みに顔を歪めてピッチにうずくまった。「怖かった。威圧感があった」。対峙した感想をそう明かし、キッカーが日体大DFンドカだったことを試合後に伝え聞くと、「えっ!知らなかった」と驚きの表情を見せた。
テクニシャンを多く擁した「トムクルーズ」には昨季、タイリーグでプロ選手として活躍した遠藤史悠(22)の姿もあった。リージョナルリーグ・ディヴィジョン2(4部)の“古豪”パッタルンFCでプレー。「オフシーズンなので気分転換にきました」と、オフ期間の現在は帰国しており、12月にはタイリーグ3部以上のクラブのテストを受ける予定だという。
主将の関根快人(22)は「大会に出るのはほぼ初めて。全員サッカーだからフットサルの経験が浅かった」と敗因を挙げると、「強くなってまたゲキサカカップに帰ってきたい」とリベンジを誓った。
(取材・文 佐藤亜希子)
●ゲキサカカップ2017特集ページ
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