「やる気なくなった」チャンピオンユニでプレー、前回王者はコイントスに泣く
ゲキサカ / 2017年11月24日 0時32分
あいにくの悪天候となった「ゲキサカカップ2017」には前回王者の姿もあった。
「國學院大学 7渡しFC」(前回は「國學院大學F.C ROSSO」で出場)は昨年、初代優勝チームに贈られた赤色のゲキサカオリジナルウェアでプレー。「かっこよかったのでこの一年、大会とか練習とかでめっちゃ着てました」と話したのは主将の奥田駿(3年)。今大会は昨年を100人ほど上回る約57チーム、総勢約500人が参加し、「今年はレベルが高くなった」と唸った。
大会連覇を目指していた。チームはグループHで「ボアソルチ」と勝ち点、得失点差、総得点数、直接対決の成績が並び、1位決定はコイントスに委ねられることになった。すると、運命のコイントスに敗れ、2位トーナメントに回ることが確定。同時に、大会連覇の可能性も消えた。
「コイントスに自信はあったけど、向こうのチームのほうが勢いがあった。雰囲気は負けていたのかな」(奥田)。午前中は降りしきる雨が水たまりをつくり、ボールを蹴り出せば水しぶきが飛ぶ、スリッピーなピッチ状況。悪天候でも心が折れることはなかったが、連覇の可能性がなくなったことで、「やる気がなくなった」。チームは意気消沈。すっかり戦意を喪失し、2位トーナメントでも優勝を逃した。
出場メンバーはじゃんけんで決める“ターンオーバー制”を今年も採用した。前回大会でMVPに輝いた山田優祐(4年)は「大学生として出る最後の大会になってしまった。2連覇できなくて悔しい」と声を落としたが、「来年は社会人として出場します。優勝しか見えない」と切り替え、前を向いた。
(取材・文 佐藤亜希子)
●ゲキサカカップ2017特集ページ
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