大会MVPにも複雑?浦和MF柏木「僕じゃない」
ゲキサカ / 2017年11月26日 4時29分
[11.25 ACL決勝第2戦 浦和1-0アルヒラル 埼スタ]
浦和レッズのMF柏木陽介が大会MVPに選ばれ、試合後、記者会見に出席した。「MVPを取れたことは非常にうれしく思っている」。そう第一声を口にすると、「個人的には僕じゃなかったかなという気持ちが強いので、複雑な気持ちもある」と本音も漏らした。それでも「みなさんに選んでもらって受賞したので、素直に喜んで、今後、この賞に恥じないプレーをしていきたい」とあらためて誓った。
いつものインサイドハーフではなく、ダブルボランチの一角として先発し、低い位置から組み立てに参加した。後半28分には自ら獲得したFKで決定機を演出。PA左手前から左足で精度の高いクロスを送り、FW興梠慎三が頭で合わせたが、GKのビッグセーブに阻まれた。それでもチームは後半43分にFWラファエル・シルバが優勝を決定づける決勝点。2試合合計2-1で10年ぶり2度目のアジア制覇を成し遂げた。
柏木にとっては昨年のルヴァン杯に続いて2つ目のタイトル獲得。「いいチームとばかり試合をしてきた。アウェーではなかなか結果を出せず、ホームで結果を出すというのが続いてきた」。そう大会を振り返るとおり、グループリーグはホームで3戦全勝だったが、アウェーは1勝2敗。決勝トーナメントに入ってからはすべて第1戦がアウェーゲームで、結果として1勝も挙げられなかったが、ホームで全勝し、頂点まで上り詰めた。
決勝トーナメント1回戦は第1戦で済州ユナイテッド(韓国)に0-2で敗れたが、ホームで延長戦の末、3-0勝利をおさめ、逆転突破。準々決勝第1戦も敵地で川崎Fに1-3で敗れながら、ホームでの第2戦に4-1で勝ち、再び大逆転を果たした。準決勝は敵地での第1戦で上海上港(中国)と1-1で引き分けたが、ホームで1-0。そして決勝も第1戦は敵地で1-1だったが、ホームでしっかり勝ち切った。
「チーム力でまさったと思うし、埼玉スタジアムがもたらしてくれるものだと思う。浦和レッズ全体としての素晴らしい力だと思っている」。7戦7勝と圧倒的な強さを誇ったホームゲーム。それを支えたサポーターの力が10年ぶりアジア制覇の原動力であったのは間違いない。
(取材・文 西山紘平)
●ACL2017特設ページ
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「まだ見ぬ最高の景色を」 横浜FM監督、浦和戦黒星もACL決勝へ信念「自分たちを信じる」
FOOTBALL ZONE / 2024年5月7日 13時10分
-
CL決勝進出を懸けた第1戦へ…パリSG指揮官「この大会の勝負の分かれ目は、ほんの些細なこと」
ゲキサカ / 2024年5月1日 22時14分
-
ドーハで誕生日ケーキを浴びた大畑歩夢「イラクに勝って全員でパリ五輪を決めたい」
ゲキサカ / 2024年4月28日 4時23分
-
なぜ横浜F・マリノスは「10人でも強い」のか? ACL決勝進出を手繰り寄せた、豊富な経験値と一体感
REAL SPORTS / 2024年4月26日 7時25分
-
横浜FM守護神ポープ、失点に悔恨「僕自身も防げた」 ACLアウェー蔚山戦で0-1惜敗
FOOTBALL ZONE / 2024年4月17日 21時12分
ランキング
-
1米サイト「驚きのトレード候補7人」に菊池雄星の名前 ブルージェイズ低迷で
東スポWEB / 2024年5月10日 10時18分
-
2大谷141m弾を超えるメジャー最長弾に「オーマイグッドネス」 呆れ笑いするしかないジャッジ9号
THE ANSWER / 2024年5月10日 12時10分
-
3止まらぬ日本企業のドジャースとのスポンサー契約「大谷翔平は金儲けの機械だ」
東スポWEB / 2024年5月10日 14時28分
-
4宮城大弥 左大胸筋損傷で登録抹消 オリファン衝撃「終わったな…」「由伸、福也戻ってきて」と落胆の声
iza(イザ!) / 2024年5月10日 16時28分
-
5「だいぶ痩せた」「心配だな」スタッド・ランス公式がアップした伊東純也の最新の姿に心配の声…「めっちゃ細い気がする」
超ワールドサッカー / 2024年5月9日 21時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください