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大宮残留に導けず…石井正忠監督、来季去就は明言避ける「その話は今できない」

ゲキサカ / 2017年11月27日 6時39分

サポーターに手を振る石井正忠監督

[11.26 J1第33節 大宮0-0甲府 NACK]

 大宮アルディージャの3年ぶり2度目となるJ2降格が決定した。試合後は悲しみに覆われたNACK5スタジアムでホーム最終節のセレモニーが行われ、森正志社長の挨拶中は一部サポーターからブーイングが飛んだ。

 しかし、石井正忠監督の挨拶では一転してサポーターから拍手が送られ、「残留を達成できなかったのは私の責任。申し訳ございませんでした」と謝罪すると、ゴール裏からは「ありがとう」と好意的な声援が飛んだ。

 クラブは不振に苦しんだ今季、2度の監督交代に踏み切った。石井監督は残り3試合で逆転残留という任務を果たせず、試合後の監督会見でも「重く責任を感じている。期待に応えることができなくて非常に申し訳ない気持ちでいっぱい」と陳謝した。注目されるのは来季の去就だが、記者からの質問には「これから決まることなのでその話は今できない」と言及しなかった。

 一方、森社長は石井監督の来季続投について、「石井さんと契約をするにあたって、3試合が終わるまでこの話はしないようにしましょうと約束をした。今、私の気持ち、クラブの気持ちを語ってしまうと心を決めて大宮に来てくれた約束を反故(ほご)にしてしまう。残り1試合を石井さんにお任せして、その後に改めて契約について話をしたい」と同じく現時点での明言は避けたが、「残り3試合で引き受けてくれた石井さんの気持ちをクラブとして重く受け止めて尊重したい」と強調した。

(取材・文 佐藤亜希子)
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