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川崎F加入1年目で初V貢献の阿部、自身初の2ケタ得点に「出来過ぎ」

ゲキサカ / 2017年12月2日 21時4分

試合開始46秒で先制点を決めたMF阿部浩之

[12.2 J1第34節 川崎F5-0大宮 等々力]

 今季加入の新戦力が初タイトル獲得の原動力となった。シーズン序盤はケガに苦しむこともあったが、シーズンが進むにつれてMF阿部浩之、MF家長昭博が定位置を確保。FW小林悠、MF中村憲剛、MF大島僚太ら川崎フロンターレの太い幹に強力な両翼が加わった。

 移籍初年度でのタイトル獲得に「最高としか言いようがない」(阿部)、「優勝するために来たし、優勝できたことが一番」(家長)と喜びを表現。阿部はこの日、試合開始わずか46秒で先制ゴールを陥れ、ゴールラッシュの口火を切った。

「開始すぐだったし、自分の得意な形に持っていけたので思い切り打った。チームを勢いづけることができた」という先制点が阿部にとっては8月13日の鹿島戦(3-1)以来、12試合ぶり今季10ゴール目。自身キャリア初のシーズン2ケタ得点に乗せ、シーズンを締めくくった。

 G大阪時代の14年にもリーグ優勝を経験しているが、「川崎にとっては初タイトル。それに貢献できたことに価値がある。僕自身、チャレンジできているし、成長できている」と、3年ぶり2度目のJ1制覇にはまた違った喜びがあった。

 優勝、2ケタ得点、日本代表初選出。今シーズンを振り返って「出来過ぎですね」と苦笑いした阿部は試合直後にピッチレベルで行われたインタビューで「今年タイトルを取ったし、来年もう一つ何か取りましょう」とサポーターに呼びかけ、さらなるタイトル獲得に意欲を見せた。

(取材・文 西山紘平)
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