“追加”で代表初選出の室屋がさっそく先発か「チャンスだと思う」
ゲキサカ / 2017年12月5日 15時39分
追加招集で日本代表に初選出されたDF室屋成(FC東京)がいきなり先発デビューする可能性が出てきた。合宿2日目の5日、ハーフコートで行われた紅白戦などで、室屋は先発組と思われるチームの右サイドバックでプレー。E-1選手権初戦となる9日の北朝鮮戦(味スタ)でさっそく抜擢されそうだ。
DF西大伍(鹿島)がケガで辞退したことによる追加招集。「追加で入ったけど、チャンスだと思うし、とにかく自分にできることを全力でやろうと思う」と意気込むと、初のA代表入りにも「うれしい気持ちというよりは、与えられたチャンスで自分にできることをしっかりやろうという気持ちのほうが大きい」と地に足をつけている。
練習ではハリルホジッチ監督がたびたびプレーを止めて選手に細かく指示した。「チームとは求められることが違うので、マークの受け渡しの部分とか、細かいところをこのチームのやり方に合わせていかないといけない」。真剣な表情で指揮官の言葉に耳を傾けていた右サイドバックは「1日1日が大事。今日もポジショニングのことだったり、教えてもらうことがあった。少しずつ吸収して、このチームの戦術を理解して、(試合で)プレーできる機会があればその中で自分の良さを出せたら」と意欲的に語った。
ハリルホジッチ監督からは最終ラインでのビルドアップ時にサイドバックに対して高い位置を取りすぎるなという指示も出た。「状況に合わせてコントロールしていこうということだと思う。崩し方の一つの案。そこは状況によって変わると思うし、絶対にこれという形とは思っていない」と柔軟に対応するつもりだ。
昨夏のリオデジャネイロ五輪から約1年半。FW浅野拓磨、MF井手口陽介、MF遠藤航、DF植田直通、GK中村航輔らリオ世代のチームメイトが次々とA代表入りを果たしていく中、室屋にはなかなか声がかからなかった。「描いていたものとは違うけど、焦りは別になかった。自分にできることを毎日やって、少しずつ成長していって、チャンスが来ればしっかりアピールしようと思っていた」。そのチャンスが、追加招集という思わぬ形で最後に飛び込んできた。「こういうチャンスがたまたま来たので。うまく生かせればいいかなという気持ちです」。謙虚に、しかし野心を持って、22歳がサイドバック競争に新風を吹き込む。
(取材・文 西山紘平)
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