浦和入団MF柴戸海がイメチェン?つかみはOK?「海なし県と言わせないように…」
ゲキサカ / 2017年12月6日 17時51分
浦和レッズに入団が内定しているMF柴戸海(4年=市立船橋高)がイメージチェンジだ。
6日に明治大で行われたJリーグ加入内定選手合同記者会見で、出席した4選手それぞれに入団するクラブのホームタウンに向けたメッセージが求められた。そこでマイクを手にした柴戸は「埼玉県には海がない」と話し始めると、「海なし県と言わせないように頑張りたいです」。自身の名前の「海(かい)」にかけたコメントで笑いを誘った。
どこかで言おうと考えていたのだという。普段は「目立たないでチームのために走る」というプレースタイル同様、おとなしい印象を与える柴戸の思い切った行動。「笑っていただいたので、ホッとしました」と口元を緩めたシャイボーイは、「プロは大学までと全然違う世界だと思うんですけど、あえて自分にプレッシャーをかけることで、違う自分が見つけられればいいと思いました。一つずつ殻を破っていって、成長につなげたいです」と発言の意図を語った。
柴戸が入団する浦和は今季、10年ぶりにアジアを制覇。9日にはクラブW杯の初戦を迎える。アジア制覇が決まった試合、11月25日に埼玉スタジアムで行ったAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦をスタンドで観戦していたという柴戸。「あの雰囲気、注目度というのは日本で一番、世界にも通用するクラブだと思うので、その凄さは改めて感じました」と大いに刺激を受けた。またピッチに立った時に自分を想像したといい、「今のままじゃ全然通用しないなというのを率直に感じました」と素直な感想も持ったという。
「タレントが多いですし、代表選手や代表経験者が数多くいる。自分でも一番厳しいところを選んだなと思う。でも1年目ということで失うものはないと思っているので、1年目の力強さを見せて、チームに貢献したい。プロ入りまで残りの期間は少ないですけど、しっかりと成長して、1年目からレギュラーが取れるようにして、あのピッチに立ちたいです」
対戦したい相手を問われた柴戸は、高校、大学の先輩で、現在名古屋グランパスでプレーするMF和泉竜司を挙げた。2学年先輩で、大学入学後は2年間、同部屋で過ごした間柄。浦和に入団が決まった際には「おめでとう、頑張れよ」とLINEをもらったという。
和泉が所属する名古屋は、先日のJ1昇格プレーオフを制して、来季よりJ1に復帰。マッチアップする可能性は十分に高まった。「上下関係があるので、LINEするのはなかなか難しい」という“直系の関係”を苦笑いで明かした柴戸だが、プロに入れば遠慮は一切いらない。
(取材・文 児玉幸洋)●2018年Jリーグ移籍情報
●第66回全日本大学選手権(インカレ))特集
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