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34歳今野、4度目のE-1選手権に「あまりいい思い出がない」

ゲキサカ / 2017年12月6日 22時19分

9日の北朝鮮で先発が濃厚なMF今野泰幸(G大阪)

 EAFF E-1選手権に出場する日本代表メンバーで最年長の34歳となるMF今野泰幸(G大阪)はE-1選手権の前身にあたる東アジア選手権に05年、08年、10年大会と過去3回出場している。しかし、その結果は2位、2位、3位。「あまりいい思い出がないですね」と率直に振り返ると、「どの相手も同等と思って戦う」と表情を引き締めた。

 前日5日の練習ではハーフコートでの紅白戦などで先発組と思われるチームに入った。同僚のMF井手口陽介と中盤を構成したが、「2人だけじゃなく、チーム全員でやらなくちゃいけない。しっかりコミュニケーションを取りながらチームがスムーズにいくようにしたい」と、チーム最年長のベテランとしてしっかり全体のバランスも取るつもりだ。

 今年3月に行われた敵地でのW杯アジア最終予選・UAE戦。約2年ぶりの代表復帰を果たした今野は先発に抜擢されると、4-3-3のインサイドハーフとして相手キーマンを封じ込め、貴重な追加点もマークした。9月以降は代表に招集されていなかったが、ハリルホジッチ監督は「UAE戦での大活躍を私は忘れていない」と再招集。今野自身、「いい選手が入るべきだし、悪かったら外れるのが当たり前。日本代表はそういうところだと思っている」と淡々と受け止めていた。

 ロシアW杯まで約半年。グループリーグの組み合わせも決まり、日本は2大会連続でコロンビアとの対戦が決まった。前回大会のコロンビア戦にも先発し、グループリーグ敗退の悔しさを経験している通算90キャップのベテランは「個を上げないといけない」と強調する。

「チームとして精度を上げていくのも大事だけど、やっぱり個を上げていかないと。前回のW杯ではコロンビアに中盤での球際、ルーズボールを全部持っていかれた。パススピードもむちゃくちゃ速かったし、差はすごく感じた」。ブラジル大会の屈辱をそう振り返ると、「監督の要求に応えられる選手が残っていくと思う」と力説した。

(取材・文 佐藤亜希子)
●EAFF E-1選手権2017特集ページ

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