初戦で日本と対戦の北朝鮮アンデルセン監督「優勝候補でないことは分かっている」
ゲキサカ / 2017年12月7日 21時50分
9日に開幕するEAFF E-1選手権の初戦で日本代表と対戦する北朝鮮代表のヨルン・アンデルセン監督は7日、都内のホテルで行われた公式会見に出席し、「前回大会を分析したが、すべての試合が厳しい試合で、レベルの高い試合だった」と述べた。
前身の東アジア選手権、東アジア杯から通じて7回目の開催となるE-1選手権。最多優勝は韓国の3回(03年、08年、15年)。次が中国の2回(05年、10年)で、日本は13年大会で初優勝を飾った。北朝鮮は今大会が4度目の出場だが、過去3大会の最高成績は4チーム中3位(05年、15年)となっている。
アンデルセン監督は06年5月に北朝鮮代表監督に就任。元ノルウェー代表FWで、現役時代はフランクフルト在籍時にブンデスリーガで得点王に輝いた実績もある。チームの可能性について聞かれた指揮官は「もちろんベストを尽くすために来たが、優勝候補でないことは分かっている」と冷静に分析。シーズン終了後の難しい開催時期ではあるが、「十分な準備はできた。試合を楽しみにしている」と前向きに語った。
北朝鮮代表メンバーにはJ2でプレーするJリーガー3人も選出されている。ロアッソ熊本FW安柄俊、FC町田ゼルビアDF金聖基、カマタマーレ讃岐DF李栄直の3選手。
李は9月に行われたアジア杯3次予選のレバノン戦で国際Aマッチ初ゴールも記録。「李栄直は重要な選手になっている」と強調した指揮官は「仙台の梁勇基はケガをしているので、今回は参加できない。日本戦がものすごく厳しい試合になるのは分かっている。日本も韓国もW杯に出場する。我々にとっては非常に大変な試合になる」と警戒を強めた。
北朝鮮は9日の日本戦のあと、12日に韓国、16日に中国と対戦する。
(取材・文 佐藤亜希子)
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