井手口、今冬の海外移籍に意欲?「少しでも早く行きたい」
ゲキサカ / 2017年12月7日 22時25分
国内組で臨むE-1選手権で日本代表の中盤で主軸を担うのがMF井手口陽介(G大阪)だ。MF長谷部誠ら海外組だけでなく、ケガのMF山口蛍も不在。国際Aマッチ8試合出場ながらW杯アジア最終予選など厳しい戦いを経験してきた21歳にはチームを引っ張る役目も期待される。
大会初戦となる9日の北朝鮮戦も先発が濃厚だ。球際の激しい試合が予想されるが、「毎試合、だれにも負けない感覚でやっている。北朝鮮戦に出たら負けないようにしたい」と歓迎。「中盤でボールを取って、縦に速い攻撃ができれば一番いいかなと思う」と意気込みを語った。
飛躍の一年となった。代表初先発となった6月13日のW杯アジア最終予選・イラク戦は脳震盪に見舞われるアクシデントで途中交代したが、8月31日の同オーストラリア戦では代表初ゴールとなる貴重な追加点を決め、W杯出場決定に大きく貢献した。
11月の欧州遠征ではブラジル戦、ベルギー戦ともに先発し、世界トップレベルを体験。「いろんな経験をさせてもらったので、自分に自信が付いてきた。いろんな経験があったから自分が成長できたんじゃないかなと思う」と振り返り、残り半年となったロシアW杯に向けても「監督に要求されていることをプレーで体現して、結果が出せたら」と力強い。
井手口をめぐってはイングランド2部のリーズが関心を示し、今冬にも獲得の可能性が取り沙汰されている。この日、海外挑戦について聞かれた井手口は「(海外移籍は)いろんな刺激がもらえて、少しでも成長できる場所だと思う。少しでも早く行きたい」と意欲を隠さず、W杯前の移籍となれば出場機会が減るリスクもあるが、「自分が思ったことを貫き通していければ」と強い決意もにじませた。
(取材・文 佐藤亜希子)
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