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[プレミアリーグEAST]U-23、トップチームと両立。年間通して力積み上げてきたFC東京U-18が初優勝!

ゲキサカ / 2017年12月12日 9時55分

初優勝を喜ぶFC東京U-18イレブン

[12.10高円宮杯プレミアリーグEAST第18節 FC東京U-18 3-2 青森山田高 東京ガス武蔵野苑多目的グランド(人工芝)]

 FC東京U-18が最終節逆転で初V! 高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグEASTは10日、最終節を行い、ともに首位・清水エスパルスユース(静岡)を勝ち点1差で追う2位・FC東京U-18(東京)と3位・青森山田高(青森)が激突。3-2で勝ったFC東京が、この日敗れた清水を逆転して初優勝を飾った。FC東京は12月17日に埼玉スタジアムで開催されるチャンピオンシップでヴィッセル神戸U-18(兵庫)と戦う。

「毎週末、色々な状況を想定しながらやってきたので、思わず涙が出てしまいましたけれど。選手が良く頑張ってくれた。一番いい場所で良い試合を見せてもらった」。ホームグラウンドに集結したサポーター、チーム関係者の前での初優勝。涙の佐藤一樹監督は選手たちに「ありがとう」と声を掛けて、彼らの一年間の奮闘を讃えた。

 昨年からU-23チームがJ3を戦うFC東京は昨年同様、今年も毎節のようにU-18チームの数名がU-23チームに帯同。また、MF平川怜(2年)とFW久保建英(1年)がトップチームでJ1デビューを果たした一方、U-18チームはDF岡庭愁人主将(3年)やDF坂口祥尉(3年)が怪我で離脱するなど“主力”の5、6人、それ以上を欠いたような試合もあった。

 だが、彼らは“主力不在”を言い訳の材料にすることなく、チームの総合力を高めるための力にしてきた。シーズン前半戦はチャンスを得た選手たちの力不足で敗れた試合もあるが、後半戦は7勝2分と無敗で逆転優勝。GK高瀬和楠(3年)は「スタメンの選手とかがJ3とかで何人いないことになっても気にしなかったですね。今回いないから『今日の試合ヤバイ』とかなくて、いない選手の話が試合前に出ないくらいでした。それは去年の3年生たちが見せてくれた姿でもあるし、自分たちが積み上げてきたものなので、それが実際結果として出たのは嬉しいですね」と胸を張った。

 試合は立ち上がり、先発全員3年生で「技術でも、圧力とかでも圧倒して勝とうと言っていた」(高瀬)というFC東京が、明らかに守備面での集中力を欠いていた青森山田を押し込む。ボールを保持しながら相手のDFラインの背後を狙うFW 原大智(3年、トップチーム昇格内定)やサイドで起点を作り、そこからクロス、シュートを連発。青森山田はカウンターやセットプレーでトップ下のMF田中凌汰(3年)やFW中村駿太(3年、山形内定)がチャンスに絡むシーンもあったが、ゴールを奪い切ることができない。

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