新生・U-20日本代表、タフかつクレバーに戦い抜いて初勝利!!
ゲキサカ / 2017年12月12日 8時42分
日本は20分と25分にも相次ぐ決定機があり、北朝鮮のチャンスは27分のFKからの1本のみ。37分にはシュートのこぼれ球を拾って展開する二次攻撃で、浦田のノールックパスから裏へと抜け出した平戸の折り返しを井上が冷静に決めて、3-0。さらに後半11分にもCB立田からの縦パスを受けた宮崎がワンタッチで落として、針谷がこちらもワンタッチのスルーパス。裏へと抜けた上田がDFとの競り合いを力強く制しながらのシュートを決め、4-0での大量リードとなった。
このあとはラフプレーが増えてきた相手に対して、無理することなくしっかりポゼッションしながら対応。2人が退場していった北朝鮮に対して、熱くなり過ぎることもなく試合を終わらせ、新チームとしての初白星を飾った。森保監督は「相手のコンディションのことを割り引いて考えないといけない」と勝って兜の緒を締めつつ、「選手たちは勇気を持ってトライしてくれた」とタフかつクレバーに戦い抜いたことに賛辞を贈った。
一方、ゲームキャプテンを務めた浦田は「前の試合でタイに負けていたので、2連敗でこの大会を終えるのではなく、次につなげたいと思っていた。難しい状況でしたが、みんなで集中して一丸となってやることができた」と、プレッシャーのかかる状況での勝利という結果に安堵の言葉を漏らした。
15日に行われる試合が3位決定戦となるか決勝戦となるかは13日に行われるタイと北朝鮮の試合結果次第となるが、「とりあえず連勝して終わることが大事。次の試合で得られることもたくさんあると思う。日にちも空くので、コンディションも上がってくると思うので、一番楽しみな試合になると思います」(浦田)と、チーム全体のムードが上がってきたことを感じさせる言葉で試合を総括してみせた。
(取材・文 川端暁彦)●M-150杯 特集ページ
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