インカレ13日開幕、筑波大連覇へMF戸嶋「王者として戦う」

会見に出席した左から順天堂大のDF坂圭祐(4年=四日市中央工高、湘南ベルマーレ内定)、筑波大のMF戸嶋祥郎(4年=市立浦和高、アルビレックス新潟内定)、阪南大のMF重廣卓也(4年=広島皆実高、京都サンガF.C.内定)

　第66回全日本大学サッカー選手権(インカレ)の記者会見が12日にJFAハウスで行われた。大会は13日に開幕。出場24校で争われ、決勝は24日に浦和駒場スタジアムで行われる。

　会見に出席した日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長は「日本のサッカーの歴史の中で非常に大きなパートを占める大会。この大会の出身者の多くが日本のサッカーをけん引している」と大会への敬意を払うと、全日本大学サッカー連盟(JUFA)の技術委員長を務める流通経済大の中野雄二監督は「常葉大浜松キャンパスを澤登(正朗)監督が指導するなど、Jリーグを経験した指導者が増えている。戦い方ひとつで結果が違ってくるのではないか」と大会の盛り上がりを期待した。

　選手代表として、前年優勝の筑波大のMF戸嶋祥郎(4年=市立浦和高、アルビレックス新潟内定)、順天堂大のDF坂圭祐(4年=四日市中央工高、湘南ベルマーレ内定)、阪南大のMF重廣卓也(4年=広島皆実高、京都サンガF.C.内定)の3人が出席。今季の関東大学リーグMVPでもある戸嶋は、「王者として戦うことを決めた。いろんなチームが筑波を食ってかかろうという意気込みで来るかもしれないが、それを跳ね除けて、強い筑波を結果で示したい」と力強く話した。

●戸嶋
「筑波大としては王者として臨める。いろいろな見方があるかもしれないが、王者として戦うことをチームとして決めた。2連覇を達成して、強い筑波を結果で示したいなと思います」

●坂
「今年は3冠を目標にしてきたが、総理大臣杯は初戦負け。リーグ戦は2位という結果に終わってしまった。最後のインカレには強い気持ちを持って臨みたいと思います」

●重廣
「ここ3年間はベスト4には常に進出していて、インカレではあと一歩、あと二歩というところまで上り詰めている。今年は日本一を掲げてやってきたので、一戦一戦チーム一丸となって戦えたらなと思います」

■明日13日に行われる1回戦の試合
[江戸川区陸上競技場]
新潟医療福祉大(北信越1) 11:00 常葉大学浜松キャンパス(東海3)
東京国際大(関東6) 13:30 北海道教育大学岩見沢校(北海道)

[上柚木公園陸上競技場]
仙台大(東北1) 11:00 IPU・環太平洋大(中国1)
高知大(四国) 13:30 福岡大(九州1)

[浦安市運動公園陸上競技場]
中京大(東海2) 11:00 九州産業大(九州3)
福山大(中国2) 13:30 関西大(関西4)

[足利市総合運動場]
静岡産業大(東海1) 11:00 富士大(東北2)

[真岡市総合運動公園陸上競技場]
松本大(北信越2) 11:00 鹿屋体育大(九州2)

(取材・文　児玉幸洋)●第66回全日本大学選手権(インカレ))特集