昌子の驚愕ロング弾にハリル「クリアしたいと思ったのかな」
ゲキサカ / 2017年12月13日 4時7分
[12.12 E-1選手権 日本2-1中国 味スタ]
自分自身も、指揮官も驚くスーパーゴールだった。日本代表の1点リードで迎えた後半43分、センターラインを越えた位置でボールを持ったDF昌子源(鹿島)が右足を一閃。「人生で一番ロング」という約40mのロングシュートは美しい孤を描いてゴールマウスに吸い込まれた。
「まさか入るとは思わなかったですね。1点勝っていたので、ゴールキックになってもいいやという思いで蹴った」。勝利を決定づけた超ロング弾は昌子にとって記念すべき代表初ゴール。鹿島のチームメイトでもある元日本代表MF小笠原満男が06年2月のフィンランド戦で叩き込んだ約60m弾を彷彿とさせるゴールだったが、「満男さんのは狙っていたから、あれはすごい」と謙遜した。
驚愕の一撃にバヒド・ハリルホジッチ監督も「得点を取りたいというよりはクリアしたいと思ったのかなと私は思った。偶然、素晴らしいゴールが決まった」と冗談交じりに称えた。「ミーティングでは20m、30mのシュートを狙っていきなさいと指示は出していた。それをやってくれたが、昌子にはそういう指示は出していなかった」。そうジョークを飛ばし、頬を緩めた。
2-0と突き放したが、後半アディショナルタイムにPKで失点。2試合連続無失点とはならず、「最後の失点で自分のゴールのうれしさよりも失点の重みが感じられた」と、DFリーダーとしての責任を痛感し、喜びは半減した。
2試合連続でキャプテンマークを巻いてピッチに立った。4バックを形成したDF植田直通、DF三浦弦太、DF山本脩斗の3人はいずれもこの日が国際Aマッチデビュー。4人中3人が鹿島勢となったが、“相棒”の植田は本職のセンターバックではなく右サイドバックに入り、昌子は三浦とセンターバックを組んだ。「(三浦)弦太くんとは初めてだったし、どういう守り方をしようかと話していた。危ないところはあったけど、チーム一丸となって戦えたかな」と、勝利で終われたことには安堵の表情を浮かべた。
9日の北朝鮮戦(1-0)は0-0の後半アディショナルタイムに劇的な決勝点。この日も終了間際の2ゴールで勝利を手繰り寄せた。「この2試合でハッキリしたのは(失点)ゼロの時間を長くして点を取る戦い方。もちろん前半で取れたら楽になるけど、ここ2試合はゼロの時間を長くして勝てた」。守備陣が粘って無失点の時間を長くし、最後に点を取り切る“勝利の方程式”。「韓国戦も(失点)ゼロを長くすれば相手が焦れてくる。ここまで来たら勝って優勝したい」と、3連勝での優勝を力強く宣言した。
(取材・文 佐藤亜希子)
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