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澤登監督も「想定外」の一撃。常葉大浜松FW濱田が白星引き寄せる鮮やかボレー!

ゲキサカ / 2017年12月13日 18時26分

常葉大学浜松キャンパスFW濱田駿は鮮やかなゴールを決めた

[12.13 全日本大学選手権1回戦 新潟医療福祉大 0-2 常葉大浜松キャンパス 江戸川]

「想定外。あれだけ良いシュートを打ったのは初めて見た。練習でも全然入らないですよ」。常葉大学浜松キャンパスの澤登正朗監督は試合後、FW濱田駿(4年=浦和東高)が右足ボレーで決めた2点目のゴールについて“意外”だったことを明かしながら、表情はとてもにこやかだった。

 1-0の後半37分、濱田はMF酢崎祥人(4年=青森山田高)の右クロスを右足ダイレクトボレー。これまでのゴールは頭でのものが多く、練習でもクロスからのシュートは「頭ばっかり」という。その185cmFWはこのシーンについては「コンパクトに蹴ろう」ということを心がけて、しっかりと引きつけてから鮮やかな一撃をゴールへ突き刺した。

 今季の東海学生1部リーグでは7得点。ファインシュートを決めたことよりも、「大事な試合で取れていなかった。大事な試合で押し込まれた時間帯に取れて良かった」と振り返ったように、チームが苦しい時に決められたことを喜んだ。

 左足ふくらはぎの負傷によって初戦出場が危ぶまれていた中、4年生FWは決意を持ってピッチに立ち、会心のゴール。浦和東高時代に野崎正義監督(現浦和南監督)や鈴木豊監督の下で学んだ濱田は、その影響を受けて高校の教員を目指すのだという。教員免許を取得することも理由に進学した常葉大学浜松キャンパスでの最後の大会。一つでも多く白星を掴んで将来に繋がる経験をする。

(取材・文 吉田太郎)●第66回全日本大学選手権(インカレ))特集

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