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試合直前に九産大GK加藤を襲ったハプニング…「気合を入れて結んだら切れちゃって」

ゲキサカ / 2017年12月13日 21時15分

GK加藤大喜(4年=神村学園高)が試合直前、ハプニングが襲った…

[12.13 全日本大学選手権1回戦 九州産業大1-0中京大 浦安]

 キックオフが約5分遅れるハプニングがあった。原因を作ったのは九州産業大(九州3)のGK加藤大喜(4年=神村学園高)だった。

 整列を終えてピッチに散らばるイレブンを尻目に、加藤はベンチ前で何やら足元を気にするようにしてしゃがみ込む。スタッフらが輪を作ってその状況を見守る。何があったのか。ただ約5分後、ようやくゴール前にポジションを取った加藤の足もとは、右足が灰色、左足がオレンジのスパイクになっていた。

「入場前に気合を入れて結んだら切れちゃって」。右足のスパイクのひもが切れてしまったのだという。前半はサイズの合ったGK黒田将司(1年=ルーテル学院高)のスパイクを借りて代用。ハーフタイムにひもを結びなおして、自分のスパイクでプレーした。

 エピソードについては恥ずかしそうに明かした加藤だが、「前半に1本危ないシーンがあって、それを止めたことで相手に流れを与えなかった」と自身のプレーについては胸を張る。九州後期リーグで1敗しかしなかったことが自信になっていると話す守護神は、「胸を借りるつもりでぶつかっていきたい」と、16日の順天堂大戦に向けても闘志を燃やした。

(取材・文 児玉幸洋)●第66回全日本大学選手権(インカレ)特集

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