北海道教育大岩見沢校で学び、サッカーするために一浪して進学。4年生GK福永が“大学最終戦”で好セーブ連発
ゲキサカ / 2017年12月14日 11時14分
[12.13 全日本大学選手権1回戦 東京国際大 2-0 北海道教育大岩見沢校 江戸川]
0-2で敗れた試合後、北海道教育大学岩見沢校のGK福永浩哉(4年=札幌光星高)は号泣して“大学ラストゲーム”を悔しがった。
前半から好セーブを連発。被シュート14本、中には決定的なものも多かったが、北海道教育大岩見沢校が2失点で90分間を終えたのは、思い切りの良い飛び出しとセービング力の高さを見せた彼の力によるところが大きい。前半43分に先制点を奪われたシーンも、福永が相手のPKを止めて、そのこぼれ球を押し込まれたものだ。
4年生守護神の奮闘については越山賢一監督も「2点か、3点防いでくれた」と賞賛。そして、「ウチに来たくて一浪して、レギュラーになって、シュートストップで人一倍努力してくれた」と加え、彼の頑張りに感謝していた。
福永は中学時代、北海道コンサドーレ札幌の育成組織でプレー。高校は進学校の札幌光星高に進学し、プリンスリーグ北海道でプレーしたが、全国舞台はとても遠かったという。だからこそ、大学では「全国狙えるチームで、教員免許取れて、選手主体で強いチームでやりたかった」と北海道教育大岩見沢校を志望。浪人をすることになったが、サッカーをやらずに予備校に通って勉強する日々だったという1年間を経て、一般受験で北海道教育大岩見沢校に入学してきた。
そして、努力で這い上がってきた172cmのGKは下級生時からレギュラーを掴み、北海道・東北選抜入り。この日もチームを最後まで支え続けた。試合後、ベンチに戻ってからも座り込んで泣き続けていた福永だが、北海道教育大岩見沢校へ進学して「良かった」と胸を張る。
卒業後も地元・北海道でサッカーを続けるという守護神は、北海道教育大岩見沢校の4年間でサッカーして良かったと思うことについて、「全国狙えるチームということと、ただサッカーの強いチームを目指すだけでなく、授業も大切にしたり、練習メニューを自分らで考えながら強くしていく。人数少なくて縦と横の距離も少ない。(越山監督のゼミで)分析方法とかもやってきた。サッカーを違った形で考えるようにもなりましたし、越山先生みたいに本当に選手のことを考えて、このチームのことを考えて、メンバー決めもぶつかり合いながらできて良かった」と感謝して全国舞台を後にした。
(取材・文 吉田太郎)●第66回全日本大学選手権(インカレ))特集
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