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“Play fire, Play ice”。「月まで走れ!」の関西大一は倉田、井手口のアドバイスを胸により熱く、より冷静に戦う

ゲキサカ / 2017年12月15日 7時0分

 選手たちは2対2や6対6の練習などに臨み、スペースの使い方やボールを受ける際の身体の向き、相手の逆を取ったり、DFのチャレンジするタイミングなどを学んでいたが、自然とテンションは高まっていた。それもそのはずで、この日はいずれも日本代表のMF倉田秋(G大阪)とMF井手口陽介(G大阪)が特別コーチとしてトレーニングの一部を指導。選手たちは現役日本代表2選手から直接声もかけられながら、熱心にトレーニングを行っていた。

 2対2のトレーニングで井手口と対峙する機会を得たFW百田は「ボールに行く圧、プレッシャーは違うなと感じましたし、これを全員が意識してやれたら、攻撃も守備も強くなると思いました」と振り返る。また、G大阪ジュニアユース出身のMF芝元は「井手口クンは自分がジュニアユースの頃、ユースにいました。入れ替わりで練習をやっていて見学とかさせて頂いていたんですけれども、その頃からフィジカルがとても強かった。きょうも僕ら相手でも本気に近いくらいにやって頂いて、身体の重要性などを感じました」とトッププレーヤーの凄さを体感していた。

 そして、MF前田主将は倉田から掛けられた言葉が印象的だったと口にする。「『1対1でボールを受ける時にパターン化している』、と。『もっと想像してアイディア出して行ったらいいよ』というところは、(きょう)僕もみんなと同じことをやってあんまり上手くできていなかった」と反省。そして『NIKE ACADEMY』のトレーニングを受講した感想として「なるほどな、と気付かされることが多くて、今まで自分がやってきたことと、自分の上手く行っていない時のプレーに繋がる部分もあった。毎日の練習の積み重ねが一番大切。きょう教えてもらったことをすぐ忘れるとかじゃなくて、それをずっと全員が落とし込んで選手権へ向けて1年間頑張っていきたい」とコメントしていた。

 心は熱く、頭はクールに。これは日本代表選手たちも実践していることだ。「何人かはいい感性を持っていると思いました」と関西大一の印象を語った倉田は、「ちょっとした頭のクールさを出せればもっと良くなるかなと。(1対1や2対2で)プロだったらあんな簡単には前を向けない。サイドに張っているだけでなく、逆に行って見ようとか自分でもっと考えてできればいい。(みんな同じような動きをしていたので)頭を冷静にして違うアイディアを出せるようになればもっと良くなるかなと思います」とアドバイスを送っていた。

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