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アカデミーの「未来もかかっている」。札幌U-18が帝京長岡振り切り、プレミア復帰へ王手!

ゲキサカ / 2017年12月15日 20時56分

 追いつかれた札幌の川口卓哉監督はハーフタイム、「残り45分の短い時間の中で落ち着いてやることが大事」とメッセージ。その言葉通りに札幌は慌てることなくボールを握って試合を進め、後半開始から投入された野上の仕掛けなどから相手ゴールに迫る。だが、帝京長岡は奪われた後の守備への切り替えが速く、札幌に決定的なチャンスを作らせない。

 札幌はDFは相手と入れ替わられるシーンがあるなど「際」の部分での甘さも見られたが、それでも相手の中央からの攻撃に狙いを持って対応し、MF井川空(3年)らがそのパスワークを封鎖。15分に小林の決定的な左足シュートをGK櫻庭立樹(3年)が弾いてポストに逃れると、18分には試合を通してCB中村桐耶(2年)らが制空権を握っていたセットプレーから勝ち越しゴールを奪う。

 左CKからゴール前の競り合いで競り勝ち、最後は野上がひざで押し込んで勝ち越し。さらに23分には左サイドからPAへ侵入した加藤がPKを獲得し、これを藤村が右足で左隅に沈めて3-1とした。

 帝京長岡は縦に急いだ攻撃になってしまっていたものの、そこからチャンスも作り出していた。だが、札幌GK櫻庭の好守にあうなど最後まで2点目を奪うことができず。川口監督が「(相手は)攻撃力のあるチームだと思うんですけれども(落ち着いて)消せていたと思う」と評した札幌が3-1で勝ち、プレミアリーグ復帰へ王手をかけた。

 昨年のプレミアリーグ参入戦で札幌は2回戦敗退。大事な一戦で自分たちのやってきた崩しの形などを表現できなかったことを選手たちは悔しがる。だが、「(大一番で)発揮できるだけの力は十分あると思います」(藤村)という今年、もう参入決定戦でも勝利して「いないといけない」舞台である、プレミアリーグへの昇格を決める。

(取材・文 吉田太郎)●高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ特集

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