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[MOM2353]名古屋U-18 FWマツオカ・ジョナタン(2年)_窮地救った俊足FW、「チャンスだと思った」終盤に逆転導く2発

ゲキサカ / 2017年12月16日 13時42分

ゴールを喜ぶFWマツオカ・ジョナタン(2年)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.15 高円宮杯プレミアリーグ参入戦1回戦 名古屋U-18 3-1 長崎総合科学大附 コカ広島ス]

 先制を許し、窮地に追い込まれた名古屋グランパスU-18(東海1、愛知)を救ったのは、最前線に君臨する俊足FWだった。後半途中までは長崎総合科学大附高(九州2、長崎)の激しいプレスに苦しんだが、徐々に相手の足が止まって来ると、「自分のスピードを活かせるチャンスだと思った」と、FWマツオカ・ジョナタン(2年)はプレーのギアを一段上げた。

 後半35分の同点ゴールのシーンは、その前から「ゴールの匂い」を感じ取っていたという。「失点直後に石田(凌太郎)が右サイドに入った時、『これでサイド攻撃のスピードが上がるな』と思った。間違いなくこれからゴール前にクロスが入ってくる機会が増えると思ったので、自分がどう入るべきか考えた」。右サイドバックからボランチにポジションを移したDF菅原由勢(2年)のパスが右サイドのDF石田凌太郎(1年)に渡った瞬間、マツオカはニアサイド目掛けて猛然と走り出した。

「練習通りの形でした。ニアに上げてくれると思った」と、石田からのグラウンダーのクロスを冷静に右足ヒールでゴール左に流し込み同点。そして、後半45分には最終ラインから長いボールが蹴り込まれた瞬間、「自分のスピードを生かすしかないと思った」と、ボールウォッチャーになっていた相手DFの前に身体を入れて、ランニングコースを確保し、そこから一気に加速。彼の元にボールが届いたときには、完全にGKとの1対1になっていた。飛び出して来たGKの位置をよく確認し、ゴールに流し込むと、マツオカは大きなガッツポーズでスタンドのサポーターに向かって雄叫びを上げた。

「プリンス東海でもこのような強くて速い相手とやったことがなかったので、最初から厳しい試合になると思っていた。でも、絶対に勝てると思っていた」。そして、17日のプレミアリーグ参入決定戦の相手は北海道コンサドーレ札幌U-18(北海道)だ。「僕ら2年生は来年のプレミアで戦いたいと強く思っている。それにプレミア昇格を今年最大のチームの目標にして来たので、次の札幌戦はJユース同士で絶対に負けたくないので、全力を尽くして、点を獲りたいと思います」。次の試合で勝たなければ、1年間の苦労が水の泡になる。そのことを良く分かっているだけに、マツオカはゴールの喜びを噛みしめながらも、まっすぐ前を見つめた。

(取材・文 安藤隆人)●高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ

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