5試合ぶり復帰のFW武藤嘉紀が60分間プレー、マインツは降格圏ブレーメンに薄氷ドロー
ゲキサカ / 2017年12月17日 1時45分
[12.16 ブンデスリーガ第17節 ブレーメン2-2マインツ]
ブンデスリーガは16日、2017年最後のリーグ戦となる第17節を行い、FW武藤嘉紀が所属するマインツは敵地でブレーメンと対戦した。前半に2点を先取されながらも、後半に2点を取り返し、2-2で引き分けた。背中の負傷で離脱していた武藤は5試合ぶりに先発し、1トップの位置で60分間プレーした。
ブレーメンは前半2分、早速スコアを動かした。中盤のMFトーマス・デラネイがスライディングでボールを奪うと、MFフィリップ・バルグフレーデが拾ってカットイン。ゴール正面のPA外から右足を振り抜き、ゴール左隅に叩き込んだ。
さらに前半17分、ブレーメンはゴール右斜め約25mでFKを獲得。DFルドウィグ・アウグスティンソンが蹴り込み、PA内でデラネイが頭で合わせる。高く上がったボールに対して、FWイシャク・ベルフォディルがヘディングシュートを放つと、ボールはGKロビン・ツェントナーの頭上を越えてネットを揺らした。
0-2で後半を迎えたマインツは10分、MFダニー・ラツァのパスを受けた武藤がドリブルで前進。PAわずかに外で相手に倒されたが、ファウルの反応は下されなかった。すると同15分、武藤はMFロビン・クアイソンとの交代で、シュートを放てないままピッチを退いた。
それでも後半25分、マインツは1点差に詰め寄る。自陣からのロングボールをFWエミール・ベルグレーンが頭で落とし、クアイソンがPA内でトラップ。相手を強引に抜き去ってGKイジー・パブレンカと1対1を迎えると、豪快な右足シュートでゴールネットに叩き込んだ。
さらに、このまま試合が終わるかと思われた後半アディショナルタイム3分、マインツは左サイドからDFダニエル・ブロシンスキがロングスローを送り、相手がクリアしたこぼれ球をFWパブロ・デ・ブラシスが前線に折り返す。最終ラインとGKの間にコントロールされたボールに対し、うまく抜け出したMFファビアン・フライがダイレクトで合わせ、土壇場で同点に追いついた。
試合は直後にタイムアップの笛を迎え、2-2でドロー決着。これで5試合勝ちなし(2分3敗)が続いたが、ここで負ければ17位のブレーメンに勝ち点で上回られる可能性もあった中、今節での入れ替え戦圏内への転落は免れた。
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