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会場どよめく超ミドル弾、常葉大浜松MF土井智之が筑波大に一矢報いる

ゲキサカ / 2017年12月17日 6時50分

MF土井智之が筑波大に一矢報いた

[12.16 全日本大学選手権2回戦 筑波大2-1常葉大学浜松キャンパス 夢の島]

 後半37分、常葉大学浜松キャンパスMF土井智之(2年=神戸弘陵高)が決めたゴールは、この日一番の歓声を呼ぶことになった。

 前半20分に先制した筑波大は後半36分、途中出場のMF戸嶋祥郎(4年=市立浦和高)の追加点で2-0とリードを広げ、試合を決めにかかる。しかし常葉大浜松は直後の同37分、左サイドのDF野田椋雅(1年=山梨学院高)のパスを受けた土井が前を向いてボールをワンタッチすると、右足を鋭く振り抜き、ゴール左に突き刺した。

 前回王者・筑波大の2点目にスタンドからの拍手が鳴りやまない中の圧巻ミドル弾。「筑波大相手にも前を向いたら持ち味を存分に出せる」という自信をもとに、「良い形でファーストタッチを受けたことで、力を抜いて良いシュートが打てた」と得意の形から一矢報いてみせた。

 このシュートはマグレではない。今夏の総理大臣杯準々決勝でも昨季関東リーグ覇者の明治大相手に超ロングシュートを放ち、クロスバーに当てて会場をどよめかせていた。澤登正朗監督は「彼は偶然にこれを決めたんじゃなくて、毎日毎日常にこれをやり続けているんです」と教え子の努力を明かす。だからこそ「こういうミドルっていうのは何も驚きはないです。ああ、決まったねっていう」と淡々と語ってみせた。

 神戸弘陵高出身の土井は昨季から常葉大浜松に所属すると、1年生ながら背番号10を背負い、東海リーグの新人賞を獲得。今季のリーグ戦ではチーム最多得点の10ゴールを記録し、またアシストもチーム最多の9本をマークした。

 澤登監督も「相手が怖がる、そういう存在に当然ならないといけない」と土井への期待は大きい。「1年生時は怪我などもあったが、2年生でこれだけ大きく成長した。恐がられる存在にはなってきた」とその実力を認めつつ、「来年が一番の勝負」と強調する。「彼が目指すものにどれだけ近づけるかっていうところを、僕らは手助けするだけです」とその成長を楽しみにしていた。

(取材・文 石川祐介)●第66回全日本大学選手権(インカレ)特集

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