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5度目の挑戦でついに参入戦突破!磐田U-18が前橋育英をPK戦で破り、プレミアリーグ初昇格!!

ゲキサカ / 2017年12月18日 8時38分

 それでも、焦れずにボールを動かし続けた前橋育英は後半35分に追いつく。左サイドでボールを受けたMF五十嵐理人(3年)がクロスを中央へ入れると、インターハイ得点王のFW榎本樹(2年)が豪快なヘディングシュートをゴールに突き刺した。後半10分から出場の榎本、同29分から出場の五十嵐の連係から生み出したゴールで1-1。この後、磐田MF金原、前橋育英FW榎本が個でDFを破って決定打を放ったが、決めきれず、試合は延長戦にもつれ込んだ。

 延長戦でも互いにシュートシーンを作り合うも、それぞれの集中した守りが上回って1-1のまま終了。そして、緊迫のPK戦を磐田が制した。磐田の世登泰二監督は今年のチームについて、「個で突出したものはなかった。守備も攻撃もコンビネーション。個を上手く消せて上回るというところで力をつけていった」という。強烈な個性の持ち主であるU-20日本代表MF伊藤洋輝(3年)がシーズン半ばからトップチームに合流。この日も不在だったが、牧野が「最初は攻撃の回数とか減りました。でも、洋輝が抜けた分、みんなでやろうというのが増えて、一人ひとりが守備の部分とか絶対に負けないとか責任持てるようになりました」と説明したように、個人個人の自覚の向上がチームの成長に繋がった。

 また、磐田にとって大きかったのは8月の「第5回和倉ユース(U18)サッカー大会」で優勝したことだという。磐田はインターハイ優勝の流通経済大柏高や後にプレミアリーグで頂点に立つFC東京U-18、青森山田高、浦和ユースなどの強敵相手に7戦全勝、失点わずか2という戦いで優勝。世登監督が「強豪校とやってもビビらないというか、選手たちは『あの時勝ったから普通にできるんじゃね?』と。今年は和倉の経験が生きていると思います」と振り返る優勝がチームに自信をもたらした。

 この日も相手のスピードに動じず、個々の技術の高さや球際厳しい守備を印象づけるなど内容も伴った勝利。県内のライバル・清水ユースが11年から参戦している高校年代最高峰のリーグ戦への出場権をついに獲得した。新里は後輩たちに向けて「自分たちが頑張って上げたので、1年で落とすのは無しにしてもらいたいし、できればプレミアでも上位を狙ってもらって1位決定戦(チャンピオンシップ)を応援に行けるようなチームになってもらいたいと思っています」と期待。5度目の挑戦でついに昇格を果たした磐田が来年、念願の舞台で大暴れする。

(取材・文 吉田太郎)●高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ特集

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