来季プレミア初参戦の磐田U-18、抜群の高さ見せた速水と平松の2年生CBコンビが健闘
ゲキサカ / 2017年12月18日 14時39分
[12.17 高円宮杯プレミアリーグ参入戦決勝戦 前橋育英高 1-1(PK3-4)磐田U-18 広島一球]
初となるプレミアリーグ昇格を勝ち取ったジュビロ磐田U-18は来年、どのような戦いを見せることができるか。
参入戦決勝では2年生のCBコンビが来季を期待させるようなプレーをしていた。ともに身長180cm以上と大柄。1年時から出場機会を得ているというCB平松航(2年)が対人、カバーリングで健闘すれば、もう一人のCB速水修平(2年)は前橋育英高の185cmFW宮崎鴻(3年)ら相手に空中戦で圧倒的な強さを発揮して見せる。
「今年1年間ヘディングの強化を課題でやってきて、自信を持ってチャレンジできました」と速水。CB森重真人が憧れだというCBは特に前半、相手のハイタワーにほぼ役割をさせなかった印象だ。2CBともに相手のスピードに振り切られそうになるシーンやゴール前でマークを外されるシーンもあるなど、パーフェクトな内容ではなかった。だが、相手の圧力を真っ向から跳ね返すような彼らの力強い守備が、強豪・前橋育英戦での勝因の一つになったことは間違いない。
今年のシーズン当初は2人とも先発ではなかったという。だが、「本当に出たいと思っていた。日頃の練習から意識を変えて、西野(泰正コーチ)さんとかもマンツーマンで教えてくれた」(速水)と意識変化もあって成長。そして、世登泰二監督が「極端なことを言えば自分のサッカー人生が変わる」というほど重要な試合で、下級生たちは「勝ちたい」という思いを全面に出して戦い抜き、高校年代最高峰のリーグ戦で戦う権利を得た。
速水と平松をはじめ、左サイドでの攻守における奮闘光ったSB加藤隼登(2年)やMF鈴木海仁(2年)、FW佐藤陸(2年)、MF岩元ルナ(2年)、MF清田奈央弥(1年)といったこの激闘を経験した選手たちが中心となって来年、プレミアリーグに初挑戦する。
速水は「今日みたいな試合が1年間通してできれば勝てると思うので、来年のチームをどんどんつくっていければいい」。臆することなく、個々の技術力や強み、闘争心も発揮して勝利したこの日のように、1年目から挑戦的な戦いを見せてさらなる成長と結果に繋げる。
(取材・文 吉田太郎)●高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ特集
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