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周囲の予想を「ひっくり返すことができた」。昌平に会心勝利の矢板中央がプリンス関東昇格王手!

ゲキサカ / 2017年12月23日 20時0分

 雄叫びを上げて喜ぶ10番・飯島と矢板中央イレブン。昌平はすぐに反撃へ出るが、CB石井優輝主将(3年)が「(交代出場の)テクニックのある選手や、スピードのある選手に自分たちの足が止まった時にやられてしまった」と悔しがったように、前半から次々と投入されて来る矢板中央のアタッカー陣に勝負どころで決定的な仕事をされてしまった。42分、矢板中央は左オープンスペースへ走り込んだ松井がそのまま深くえぐってラストパス。これを山下が左足で決めて、勝負の行方を決定づける。我慢強い守りと交代出場したアタッカー陣の活躍によって、矢板中央が2-0で快勝した。

 矢板中央は選手権3回戦で対戦する可能性のある昌平に勝利。選手権に向けて弾みをつけると同時に、プリンスリーグ関東昇格まであと1勝とした。高橋監督は「(来年、プリンスリーグで)やらせたい。ここまで来たらあと1勝。勝ち取りたいですね」と頷き、松井は「(前評判の高かった昌平を倒し、)矢板中央の名前を全国に知らせられたかなと。これからプレッシャーもかかると思うんですけれども、跳ね返せるように。まずは明後日(25日)、プリンス参入戦に勝てるようにしていきたいです」と意気込んだ。チームにとって大きな1勝。矢板中央がもう一つ白星を勝ち取り、最高の形で選手権を迎える。
 
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2017

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