見てきた“3年前の主将”の背中…流経大DF今津佑太「翔登さんにはまだまだ追い付かない」
ゲキサカ / 2017年12月25日 6時35分
[12.24 全日本大学選手権決勝 流通経済大5-1法政大 浦和駒場スタジアム]
苦しんだラストシーズンだったが、最後に笑うことができた。開幕前に右膝半月板を負傷した影響で出遅れ、リーグ戦では年間を通じてコンスタントな成績を残せなかった流通経済大DF今津佑太(4年=流通経済大柏高)は、全日本大学選手権(インカレ)でようやく真価の一端を見せつけた。
夏に実戦復帰してからも、メンバーに入ったり外れたりを繰り返してきた今津にとって、今大会は「みんなに連れてきてもらった」という舞台。2回戦と準々決勝、そして決勝戦にフル出場し、3年ぶり2回目の優勝に大きく貢献した。終了後には「合格点が出るようなパフォーマンスではなかったんですけど、決勝という舞台を用意してくれて、その場所に立てたことが財産」とチームメートへの感謝が口をついて出た。
「最後こういった形で終わることができて良かった。これがなかったら、これからも頑張ろうと思っていられなかったと思います」。インカレ優勝が決まった法政大戦を終え、今津は苦しかったシーズンをそう振り返った。「コンディションを戻すのが難しく、最近になってようやく……」という負傷を乗り越えてきた到達点だった。
しかし、怪我の代償は他にもあった。まだ来季の進路が決まっていないというのだ。「自分がやりたいのはJ2より上ですけど、自分の希望とうまく合うのか分からない」。そう話す今津は3年前、この大会で優勝を果たしてブレイクを果たしたDF鈴木翔登(熊本)を意識し、プロ入りの可能性を模索しているという。
「翔登さんについては年間を通してチームを引っ張っていて、そういった努力が報われたのがインカレだった。自分は年間を通して出場できず、最後に出させてもらった形。まだまだ全然追い付かないです」。いまは夢を叶えた先輩を仰ぎ見るのが精一杯だが、「優勝したから終わりではない」という気持ちは同じもの。「行くステージがあれば自分はもっと成長できる」とアピールを行った大学最後の大会を経て、次に輝くべき場所を探している。
(取材・文 竹内達也)●第66回全日本大学選手権(インカレ)特集
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
大学187㎝逸材がプロへ…韓国GKキム・ジンヒョンから貰ったグローブで叶えた“J内定”
FOOTBALL ZONE / 2024年9月21日 7時50分
-
阪南大10番FW金本毅騎「これまでと違う特別な日本一」大会4得点で“得点王”
ゲキサカ / 2024年9月19日 20時54分
-
[MOM984]阪南大DF金子光汰(3年)_下剋上の夏物語は“下剋上の男”のV弾で完結
ゲキサカ / 2024年9月16日 8時33分
-
[MOM982]阪南大MF三好麟大(4年)_後半途中出場で12年ぶり決勝へ導く一撃
ゲキサカ / 2024年9月12日 21時59分
-
阪南大FW中田有祐が明治撃破の決勝点!「初めて素晴らしいライバルが」同期に負けない2戦連発
ゲキサカ / 2024年9月10日 19時2分
ランキング
-
1湧いて出てくる大谷翔平の“化け物記録” 離されるレジェンドたち…驚愕データの数々
Full-Count / 2024年9月21日 19時37分
-
2大谷翔平の偉業で…イチロー氏の“予言”にX驚愕 現実になった引退会見「全ての伏線とは」
Full-Count / 2024年9月21日 7時10分
-
3大の里 2度目優勝で“最速大関”当確に花!天敵・豊昇龍に勝利「最高の相撲を取った」
スポニチアネックス / 2024年9月21日 17時57分
-
4大谷翔平、ついに到達した「8.0」 DH最高&歴史的MVPまた前進…更新し続ける衝撃数値
Full-Count / 2024年9月22日 7時19分
-
5【中日】一進一退の攻防も逃げ切り勝利 中盤にリードを広げるも最終回に1点差まで迫られる
日テレNEWS NNN / 2024年9月21日 21時32分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください