鳥栖U-15が2冠王手!前年王者清水JYを後半38分の田中弾で下す

サガン鳥栖U-15が決勝に勝ち上がった

[12.26 高円宮杯全日本ユース(U-15) 清水0-1鳥栖 味フィ西]

　高円宮杯第29回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会の準決勝が26日に行われ、第1試合ではサガン鳥栖U-15が清水エスパルスジュニアユースに1-0で勝利し、決勝に勝ち上がった。　

　春のJFAプレミア杯覇者で前年3冠の清水と、夏のクラブユースサッカー選手権覇者の鳥栖の対戦が準決勝で実現。2冠に王手をかけるのはどちらか。

　序盤からチャンスの数で上回ったのは清水だった。ただ前半27分のカウンターからMF東廉が押し込もうとした右足シュートが、カバーに入ったDF末次晃也にブロックされるなど、決めきることが出来ない。

　スコアレスで折り返した後半も清水がボールを保持して進めるが、8分のFW小塩拳生の切り返しからのシュートはGK田中勇輝に防がれる。同10分のMF成岡輝瑠のドリブルからのシュートも田中の好セーブに阻まれた。

　鳥栖も徐々にチャンスを作り出す。後半28分のMF中村尚輝のミドルはGK野知滉平に止められたが同38分、ついに試合が動く。左サイドからDF中野伸也が右足でクロスを上げると、FW田中禅が頭で合わせてゴールネットを揺らした。

　1-0で勝利した鳥栖が決勝に進出。決勝は28日13時より味の素フィールド西が丘で行われ、FC東京U-15深川と対戦する。

(取材・文　児玉幸洋)●高円宮杯第29回全日本ユース(U-15)選手権特集ページ