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「東京五輪への推薦状」第51回:大化けしつつある興國MF村田透馬。意外なきっかけで身についた3つめの武器

ゲキサカ / 2017年12月29日 21時45分

「トラップとかもそうですけれど、ドリブルの速度が上がったんです」(内野監督)

 スペースに走れば速くて怖い選手から、ボールを持っても速くて怖い選手への脱皮である。12月に行ったスペイン遠征ではビジャレアルやレバンテのユースチームと対戦したのだが、ここでも村田の高速ドリブルは大きな脅威となり、対戦相手からの注目も集めることに。「カットインとか今まで余りなかったプレーも出せるようになって、自信になった」(村田)。

 一つの切っ掛けから選手が化けることがあるのは高校サッカーの面白いところなのだが、ここまで極端な例も珍しい。元よりヤンチャで負けん気の強い性格と絶対的なスピードという「指導者が教えられないモノ」を持っていた選手である。入学に際して指揮官は村田に「そこにもっと技術を付ければ、武器が3つそろうぞ」と諭していたそうだが、ついにその支度は調ったと言うべきか。興國の新10番が、来季の高校サッカーの主役候補に名乗り出る。

執筆者紹介:川端暁彦
 サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』元編集長。2004年の『エル・ゴラッソ』創刊以前から育成年代を中心とした取材活動を行ってきた。現在はフリーランスの編集者兼ライターとして活動し、各種媒体に寄稿。著書『Jの新人』(東邦出版)。

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