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[横山杯]選手権組の2年生不在も市立船橋撃破!前橋育英が予選リーグから9連勝で完全V!

ゲキサカ / 2017年12月29日 20時24分

 14分にはポッカリと空いた中央のスペースを千葉が突いてシュートへ持ち込むと、18分にはFKから鏑木がヘディングシュート。そして30分、カウンターから仕掛けた高橋がPAやや外側でFKを獲得する。キッカーの須田が右足で狙ったシュートはDFに当たって右ポストをヒット。このこぼれ球を府川が押し込んで先制点した。

 市立船橋は後半立ち上がり、井上と岡井のワンツーからチャンスを作ったが、その後は相手のブロックを完全に攻めあぐねてしまう。中盤を活用できず、DFライン後方へ縦パスを狙うが、相手が待ち構えている中では効果的な攻撃ができず、精度も欠いた。

 前橋育英は森の鋭い攻撃参加や機転の利いた動きを見せる高橋からチャンスも。また小栗の切り替え速い守備などもあった。そして、指揮を執る中島和哉コーチが「距離間のことしか言っていなかった」と言うように、守備のポジショニング、準備、予測の部分でも前橋育英は万全。隙を見せずに試合を進めていく。

 市立船橋は後半18分に町田と森に代えて、FW郡司篤也(2年)と左MF飯塚啓暉(2年)を同時投入。前橋育英も杉本に代えてMF上野詩音(2年)をピッチへ送り出す。残り時間10分を迎え、市立船橋の朝岡隆蔵監督は「ブロックを作られて(対応できずに)蹴るしか無いのが問題」と3バックから4バックへの移行を指示。終盤にはようやく中盤、サイドを活用した攻撃でチャンスを作り出し、岡井と郡司が決定的なシュートを放ったが、いずれも枠を捉えず。1-0で前橋育英が勝ち、参加36チームの頂点に立った。

 前橋育英の中島コーチは「優勝したことでOKではない」と前置きした上で「各強豪校とやらせてもらって、これで自信をつけて、来年のチームの軸になってほしい」と選手たちに期待。そして、MVPの鏑木は「来年は絶対にレギュラーを取って絶対的な存在になって、インハイ、選手権、プレミア昇格を目指していきたい」と誓った。3年生中心のAチームが選手権へ向けて準備する中で、自分たちの成長にこだわり、アピールもした前橋育英の1、2年生が1月の新人戦から始まる新シーズンへ向けて弾みをつけた。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
横山杯 第18回全国ユース招待サッカー大会特設ページ
横山杯大会公式ページ

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