佐賀東が開幕戦制す!!2年連続開幕戦の関東一は無念の初戦敗退
ゲキサカ / 2017年12月30日 20時37分
[12.30 全国高校選手権開幕戦 関東一高0-2佐賀東高 駒沢]
第96回全国高校サッカー選手権が東京・駒沢陸上競技場で開幕した。開会式後に行われた開幕戦では地元・東京B代表で2年連続2回目の出場の関東一高と2年連続10回目の出場となる佐賀東高(佐賀)が対戦。佐賀東が2-0で勝利し、2大会連続となる初戦突破を果たした。
初出場を果たした前回大会も駒沢での開幕戦を戦い、野洲(滋賀)を破って全国高校選手権初陣を白星で飾った関東一。今年は関東大会予選、総体予選、選手権予選と東京3冠を達成し、2年連続で開幕戦に挑んだ。一方、前回大会で初の2回戦突破を果たし、選手権で初めて16強入りした佐賀東。前半6分にはCKの流れからこぼれ球をFW中里知己(3年)が左足で狙うが、GK北村海チディ(2年)に正面で弾かれた。
関東一は高い位置から積極的にプレッシャーをかけ、ハイプレスで序盤のリズムをつかんだ。前半9分、ボランチのMF長谷部竣(3年)が果敢なプレスでボールを奪い、FW村井柊斗(3年)がフィニッシュまで持ち込む。同12分には左サイドハーフで先発したFW重田快(3年)が巧みなドリブルでゴールライン際を突破。同17分にもその重田がPA内に切れ込み、ヒールで落としたボールを村井が狙ったが、GK陣内晃一(3年)が体を張って弾いた。
関東一は長谷部とダブルボランチを組むMF小関陽星(2年)が抜群のテクニックでボールをおさめ、正確なパスで攻撃を組み立てれば、時には自ら仕掛けてリズムに変化を加える。前半23分、右CKのキッカーを務めた小関がショートコーナーから左足でクロス。ファーサイドのDF小野凌弥主将(3年)がヘディングシュートを放ったが、ここも陣内が抑えた。
粘り強く耐える佐賀東はMF小野真稔(3年)を起点に両サイドのMF石橋翼(3年)、MF寺崎敦彦(2年)が積極的に仕掛けてチャンスをうかがう。前半32分にはPA左手前でFKを獲得。サインプレーでDF都渡倭(3年)がボールをまたいでPA内左に走り込むと、寺崎がその都渡にスルーパス。マイナスの折り返しから中里がシュートを打ったが、クロスバーを越えてしまい、絶好のチャンスを生かせなかった。
スコアレスで折り返した後半開始から佐賀東は寺崎に代えてMF江頭弘太(3年)を投入。佐賀県予選5戦連発の主将が後半からキャプテンマークを巻いてピッチに入った。その江頭が起点となって試合は動く。後半6分、江頭がワンタッチで右サイドをオーバーラップしてきたDF山田昭汰(3年)に展開。山田は縦に仕掛けてニアにピンポイントクロスを送り、中里がヘディングで叩きつけた。
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