初めての選手権で“初めて見た”雪…宜野湾FW与那嶺琉「テンションが上がった」
ゲキサカ / 2017年12月31日 21時35分
[12.31 全国高校選手権1回戦 旭川実高4-2宜野湾高 駒場]
試合前にパラパラと降り出した雪は、前半途中には大きな結晶となって空から降ってくる。宜野湾高(沖縄)FW与那嶺琉(3年)は生まれて初めて見る雪が舞う中、初の選手権を戦った。
「初めて見た」という雪が降り始めたのは、試合前にロッカールームにいるときだった。「皆テンションが上がっていた」と雪を初めて見る選手も多く、練習を開始するときには「足が冷えたらうまく走れないと聞いていたので、カイロを靴に入れる選手もいた」ようだ。対戦相手は北海道代表の旭川実高。当然「雪に関しては相手に分があると思った」が、「けど、負けないように自分たちのプレーを出していこうと思った」と試合に臨んだ。
前半7分に旭川実に先制されたものの、同28分に与那嶺が一時は同点となるゴールを記録する。「相手はバックパスが多かった」と相手のバックパスを奪い取ると、「試合前にGKの身長が大きいこと(188センチ)は確認していたので、横ではなく股下の方で行こう」と狙い通りの股下の抜くシュートでネットを揺らした。
しかし、その後3点を奪われたチームは、後半35分にMF富田勇人(2年)のゴールで1点を返したものの、2-4で敗れて初戦で姿を消すこととなった。
敗れはしたが、初めて見た雪が舞う中、初めて立った選手権の舞台は、「良い思い出になります」と白い歯を見せる。高校3年生の与那嶺にとって、高校最後の試合。今後は医療の専門学校に通い、「将来はサッカーをサポートできる仕事につければと思っています」と新たな夢を目指す。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 折戸岳彦)
●【特設】高校選手権2017
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