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J注目の2年生、松山工GK伊藤元太「悔しさは絶対に忘れない」

ゲキサカ / 2017年12月31日 23時10分

GK伊藤元太(2年)は「悔しさは絶対に忘れない」と話した

 愛媛県代表・松山工高の注目GK伊藤元太(2年)は初戦で大会を去ることになった。

 189cmの長身、小顔で手足の長い現代っ子を象徴するかのようなスタイルを武器とする伊藤のGK歴は短い。中学2年の終わりごろに行った練習試合で「GKをやれ」と言われたことで初めてプレーした。GK歴は3年ということだ。

 それまでボランチとしてプレーしていた伊藤だったが、思った以上にすぐに対応。そこからの急成長は周囲も驚くほどで、16年秋にはU-16日本代表候補に選出。J1のヴィッセル神戸やJ2のファジアーノ岡山の練習に参加する機会にも恵まれた。

 Jクラブの練習を経験することで、自身の更なる成長を実感できたという。ただ今大会で勝利に導くことが出来なかった悔しさは、伊藤を「まだまだGKらしさが足りない。キャッチング、セービング、すべてを基礎からやっていきたい」と初心に立ち返らせた。

 主将DF志摩奎人(3年)ら先輩たちからは「また来年戻ってこい」「まずは全国で1勝を目指せ」「絶対に俺たちを超えろよ」という言葉をもらった。「この悔しさは絶対に忘れない」と胸に言い聞かせた伊藤は、「ひたすら練習するだけです」と地元愛媛での鍛錬を誓った。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 児玉幸洋)
●【特設】高校選手権2017

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