[MOM2382]富山一DF小森颯(3年)_ラストプレーの神クリア、直後の感情は「怒り」
ゲキサカ / 2018年1月6日 12時40分
[12.31 全国高校選手権1回戦 富山一高1-0東海大熊本星翔高 等々力]
勝負の分かれ目となったスーパークリア。ラストプレーでチームを救った富山一高のDF小森颯(3年)だが、直後に湧いてきた感情は喜びや安堵ではなく、「怒り」だったようだ。
前半26分にFW坪井清志郎(3年)のゴールで先制した富山一は、1-0の後半アディショナルタイム2分に大ピンチを迎えた。相手の右CKがファーに向かうと、GK吉田幸平(3年)に競り勝った東海大熊本星翔のFW渡辺力斗(3年)がヘディングシュート。留守となったゴールに強烈なボールが飛んだものの、ライン上に戻った小森が頭で跳ね返し、その数秒後に勝利を告げるホイッスルが鳴った。
大仕事を果たした小森は、その時の心情を「怒りでしたね。最後なのに(チームとして)何でこんなに集中してないんだっていう」と振り返る。
予兆は後半からあった。時間の経過とともにピンチが増えていったチームは、リードを広げるチャンスでも決め切れず、徐々に選手たちのフラストレーションが溜まっていったという。
「最後らへんは(味方同士で)指摘されても怒ったりしてたんで、流れは悪いなと思っていました。そしたら案の定、CKから…」。それでも小森は事前の守備練習の成果も発揮し、「最後だったので、何としてもここだけはやらせない」と、鋭い読みで相手のシュートをかき出した。
「(次の試合では)指摘する時はもっと前向きな言葉をかけたり、試合前もセットプレーの確認をきっちりしたいなと思います。中での声が大事なので、誰が声を出していくかとか、もうちょっと話し合って改善したいです」
チームに対する厳しい言葉は、“まだまだ自分たちはこんなものではない”という裏返しでもある。「(今年は)プリンスリーグも優勝して、インターハイも富山県大会で優勝して、プレミアリーグにも参入できて、いい弾みができてると思う」。勝利のヒーローは「日本一になれないチームではない」と4年ぶりの選手権制覇へ想いを強めた。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 阿部哲也)
●【特設】高校選手権2017
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