初得点に初勝利刻んだ昌平…FW佐相「言葉で言い表せないくらい嬉しい」

ゲキサカ / 2018年1月1日 8時0分

J内定者として注目を浴びる中で結果を出した

[12.31 全国高校選手権1回戦 昌平高1-1(PK4-3)広島皆実高 NACK]

 昌平高(埼玉)の歴史にその名を刻んだ。2度目の選手権出場で生まれた記念すべき“初ゴール”を果たしたのは、FW佐相壱明(3年)。大宮アルディージャへの内定が決まっている大会屈指のストライカーだ。

 昌平がボールを握りながらもスコアが動かなかった前半19分、DF塩野碧斗(3年)は6選手が待ち受けるペナルティエリアへと浮き球を入れる。DFとGKの間のスペースに放たれたボールに、斜めに走り込んだ佐相がヘディングで合わせた。「相手が自分の裏への飛び出しを警戒して、ラインを下げ気味にするのはわかっていた。いかに相手のラインと駆け引きをするか、できた中での先制点」。狙いすました得点に、背番号9は喜びを噛み締めた。

 両CBとボランチがボールを握れば何度も広島皆実DFラインの裏を取る動き出しをし、174cmと大柄ではないがセンターバックを背負ってもボールをしっかりとおさめ、相手GKにパスが戻れば猛然とチェイシングをするなど、ゴール以外の面でも貢献度が高い。藤島崇之監督は出来を認めつつも「いうなれば、もっとチャンスのところで点を取れる部分はあった」とさらなる活躍を求める。

「まずは初戦を勝つことにチームは意識しています」と開会式前に意気込んでいた佐相。昌平が初出場した第93回大会は1回戦で0-1で敗れていたため、昌平にとって“選手権初勝利”は超えるべき壁だった。「初めて勝てて、言葉で言い表せないくらい嬉しいです」と歴史的勝利に表情を緩ませた。

「この日のためにやってきたのでホッとした気持ちですけど、自分たちには次があるので、次に向けていい準備をして、僕は自分を出して、一戦一戦戦っていきたいと思います」。重圧から解き放たれた緑の軍団は、今大会で旋風を巻き起こすつもりだ。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 奥山典幸)●【特設】高校選手権2017

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