敗戦に肩落とす横浜FM遠藤渓太…4日後にはU-21代表合流「切り替えてやらないといけない」
ゲキサカ / 2018年1月1日 22時45分
[1.1 天皇杯決勝 C大阪2-1(延長)横浜FM 埼玉]
出番は急遽巡ってくる。前半アディショナルタイム、負傷した横浜F・マリノスDF山中亮輔がプレー続行不可能と判断されると、MF遠藤渓太がピッチへと送り込まれる。だが、「あの時間に自分自身も出るとは思っていなかった」と語る20歳のアタッカーは、自身が納得するプレーを披露することができなかった。
持ち場となる左サイドハーフの位置に入ると、得意のドリブル突破で状況を打開しようと試みる。だが、「対面の選手に止められるシーンが多く、流れにうまく乗れなかった」。さらに後半11分にはMFダビド・バブンスキーのラストパスから好機を迎えたものの、シュートをジャストミートさせることができずに「落ち着いて打てれば良かった」と肩を落とした。
前半8分に先制していたチームだが、後半20分に同点に追い付かれると、1-1で迎えた延長前半5分に決勝点を奪われて、タイトルを逃すことになった。
約75分間の出場機会を与えられながらも、結果を残せなかった。「残り10分とかからの出場で結果を残してきた」今季だったが、「出場時間がある中でどうやってやるかは、自分の課題。今シーズン成長できなかった部分かなと思う」と唇を噛む。
チームでのシーズンは終わりを迎えたが、10日に初戦を迎えるAFC U-23選手権に出場するU-21日本代表に招集されており、4日後の5日にはチームに合流する。「チームと代表は違う。3日間あるので、そこで整理したい。(森保一)監督の目に留まるようなプレーをしないと残っていけないと思うので、切り替えてやらないといけない」と敗戦をひきずらずに代表に合流しようとしている。
(取材・文 折戸岳彦)●第97回天皇杯特設ページ
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