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関東社会人サッカー大会、昇格をかけた準決勝(『それ自体が奇跡』第17話)

ゲキサカ / 2018年1月5日 20時0分

関東社会人サッカー大会、昇格をかけた準決勝(『それ自体が奇跡』第17話)

30歳、結婚3年目、共働き。
夫は本気のサッカーを目指し、妻は違う男に惹かれ始めた。
初めて訪れる危機を二人は乗り越えられるのか!?
夢を追うすべての男女に贈る、話題の小説「それ自体が奇跡」をゲキサカで特別公開!


並走の十一月

 人は何のためにサッカーをするのか。その問に正答はない。その代わり、たぶん、誤答もない。人それぞれに、答がある。とはいえ、ほとんどの選手が、好きだから、としか答えられないと思う。考えに考えた末、そうなってしまうと思う。
 親にやれと言われたから。サッカー部はモテそうだから。用具代がそんなにはかからないから。将来、金を稼げそうだから。始めた理由はいろいろだろうが、成人後まで続けた理由となると、好きだから。結局、そこに集約される。プロでもアマでもそう。好きでなきゃ、やれないのだ。それが仕事であろうとそうでなかろうと。
 今日もおれは競る。相手フォワードとともにジャンプし、自分の頭にボールを当てる。競り勝つ。
 毎年一度ぐらいは、思いだしたように、サッカーのヘディングは脳によくない影響を与える、というニュースが出る。おれにしてみれば、お酒は体によくない影響を与える、というのと同じ。そりゃよくはないでしょ、と思う。やるよりはやらないほうがいいだろう。だがその程度のこと。だからやらない、とはならない。サッカーのヘディングで毎年五千人が死亡、しかも試合中に死亡。そんなニュースを見れば少しは考えるかもしれないが、そんなニュースは見ないので、少しも考えない。
 だから今日もヘディングをする。何なら、腰の高さのボールにもヘディングする。ひざの高さのボールにダイビングヘッドもする。顔を蹴られる可能性もあるが、それをリスクとはとらえない。顔を蹴られれば、ファウルをとってもらえる。ウチのフリーキックにしてもらえる。
 十一月十九日、土曜日。最後も最後。おれは走る。おれだけじゃない。みんな走る。相手チームも走る。いつも全力で走ってはいるはずだが、気持ちとして、それ以上で走る。
 ついにここまで来た。関東社会人サッカー大会。その準決勝。東京都社会人サッカーリーグ一部から関東サッカーリーグ二部への昇格をかけた試合。ウチにしてみれば、決勝戦だ。大会としての決勝戦は明日だが、それは決勝でありながら消化試合。すでに上位二チームに入り、関東への昇格が決まった者同士の、気持ちに余裕がある試合。だが一日前の今日は戦いだ。本気も本気のイスとりゲーム。
 この関東社会人サッカー大会には、一都七県から十六チームが集まる。それぞれ、地域リーグを制したか上位に入るかした強者たち。その十六チームが一県に集まり、トーナメントで優勝を争う。開催地は各県の持ちまわり。今年は神奈川だ。
 決勝まで進むチームは四試合をこなす。サッカーは、野球のように連戦できる競技ではない。が、スケジュールのこともあり、そうも言ってられない。ということで、大会は、十一月の土日を二セットつかって行われる。今年で言えば、五日六日と、十九日二十日。だから準決勝は十九日。プロでは考えられない日程だ。連戦はキツい。三十一歳ではなおキツい。ケガのリスクも高くなる。だが学生時代にやってきたことではある。今でも、二連戦までならいけると思う。実際、いった。いかせた。
 二週前の五日六日は連戦だった。おれは二試合とも出場した。スタメンフル出場だ。選手層の薄いおれらがキツいなどとは言ってられない。リーグ戦よりも調整は難しかった。いや。逆に簡単だったと言うべきか。勝てば明日も試合がある。負ければ、ない。ならどうするか。全力でいくしかない。
 五日の初戦は二対〇で勝った。前半に一点、後半に一点をとる、いい勝ち方だった。得点者は新哉と明朗。新哉が初めて流れのなかで点をとったのもよかった。
 翌六日の準々決勝は、あぶなかった。ひやひやの連続だった。劣勢。負けたら終わり。おれはほとんど上がらなかった。
 〇対〇のまま九十分が過ぎ、延長戦に入った。連戦の二日めで、延長。さすがにキツかった。それは相手も同じ。最後は消耗戦になった。無理をしてカウンターでやられるくらいならPK戦で。そんな思いがどちらにも生まれた。
 そして実際にPK戦になった。その時点でウチが優位に立っていたと思う。相手には、勝てそうだったのに勝てなかった、というあせりがあった。
 PK戦になった場合のキッカーは、監督が事前に決めていた。順番に、圭翔、至、新哉、おれ、明朗、だ。PK戦は先攻が有利だと言われる。先攻がゴールを続ける限り、後攻は常にプレッシャーに見舞われた状態で蹴らなければいけないからだ。先攻チームの六十パーセントが勝利する、というデータもある。
 で、おれらは後攻になった。キャプテンのおれがコイントスで負けたのだ。だがこの日はキーパーの潤が当たった。それまでの百二十分でもいいセーブを見せていたが、PK戦でも当たりまくった。まず一人めをいきなり止めた。これは本当に大きかった。そもそも能天気な圭翔が、ほぼノープレッシャーで蹴れた。そして難なく決めた。
 それで相手はガチガチになった。二人めは決めたが、三人めは枠を外した。ウチは至も新哉も決め、一対三になった。おれも楽に蹴れるな、と思った。が、思っただけ。蹴るところまでいかなかった。相手の四人めを、またしても潤が止めたからだ。皆で潤のもとへ駆け寄った。体を叩く者もいれば、頭を撫でる者もいた。なかにはジャンピングニーをかます者もいた。圭翔だ。それで次の次の土曜、つまり今日の決戦へとつながった。
 その週は、土曜も有休をとっていた。リーグ戦を三位で終え、関東社会人サッカー大会の試合日時も決まった時点で中尾さんに事情を説明し、お願いした。本気のサッカーならぬ、本気のお願いだった。そこは中尾さんも許可してくれた。自身、知人の結婚式で次の土曜に有休をとることになっていたから、ダメとは言えなかったのだろう。その意味でも、風はおれに吹いていた。結婚をこの時期にしてくれた中尾さんの知人に感謝するしかない。あとはもう誰も風疹にかからないことを祈るしかない。
 祈りは通じ、おれは試合に出た。チームも連勝した。勝つつもりでいたから、今日の話も中尾さんにはしておいた。土曜を休みにし、日曜を有休にしてもらった。土曜の試合に負けたら日曜の有休は取り消す、ということで中尾さんは納得してくれた。試合に負けたら、と自分で言うのはいやだったが、まあ、それはしかたない。
 そして今、おれは準決勝という名の決勝を戦っている。勝ったら上に行ける。二百以上もチームがある東京都社会人サッカーリーグから、二十しかチームがない関東サッカーリーグへ。
 高三のとき、選手権の県大会の準決勝で負けた。勝てると思っていた相手に負けたことで、むしろ火がついた。次の決勝も勝ち、全国大会に出ていたら、それで満足していたかもしれない。大学でサッカーをやることもなかったかもしれない。もしそうであれば、今ここでプレーすることもなかった。サッカー部があった今の会社に就職することもなかった。滝本綾と知り合うこともなかった。当然、結婚することもなかった。ではどうなっていたのか。想像もつかない。
 相手フォワードがドリブルで向かってくる。拓斗がチェックにいく。そうすることで、ドリブルのコースがゴールからそれる。そこにはおれが待っている。おれは首尾よく相手のボールをかっさらい、ボランチの光にパスを出す。拓斗は初めから、自分で無理に奪わず、おれに奪わせる気でいた。おれにもそれがわかっていた。すべてその場での判断だ。その判断が食いちがうことはない。だからお互いにまかせられる。
 拓斗はおれより八歳下。正直、話は合わない。気はそこそこ合うが、話はまったく合わない。拓斗が聴いてる音楽はよくわからないし、読んでるマンガは名前さえ知らない。おれは拓斗に兄弟がいるのかも知らないし、彼女がいるのかも知らない。
 こないだ、同い歳の圭翔にこんなことを言うのを聞いた。
「電話をかけてくる前に、かけますメールを一本出してほしいよな。失礼だよ」
 驚きのあまり、つい口を挟んでしまった。
「それ、失礼なの?」
「失礼じゃないですか?」と逆に訊かれた。
「うーん」とうなった。拓斗と圭翔が宇宙人に見えた。
 だがピッチに立てばそんなことは関係ない。宇宙人とでもサッカーはできる。おれらはサッカー言語で話す。言葉は最低限でいい。外! 詰めろ! フリー! それで充分通じる。この状況で、その言葉。選手同士なら伝わる。マークの受け渡しのために許可を得る必要もない。パスを出す前にメールを一本出す必要もない。
 試合は一進一退。攻めては守り、をくり返す。お互い無理はしない。探り探りの状態が続く。だが手応えのようなものはつかめた。前の前の日曜、準々決勝で戦ったチームのほうが個々の力は上だろう。いける。そう思った。
 ワントップの新哉が前線から守備をする。中盤の五人は高い位置でのボール奪取を狙う。おれらディフェンスの四人も押し上げる。チームとしての戦いが、ようやくできつつある。シーズン最終盤でのそれ。だがチームとはそんなものだ。選手は毎年入れ替わる。ウチの場合、途中での出入りもある。一定のレベルをキープするのは難しい。難しいが、やらなければならない。やれそうな気にさせるのが、今のこのチームだ。
 去年までいた部のチームに、それはなかった。サッカーは楽しかったが、充足感はなかった。何かをつくり、組み立てている感じもなかった。まずおれ自身が、何かを求めていなかった。期待していなかった。仕事とひとくくりで、会社のこと。そう思うようになっていた。
 相手ミッドフィルダーがフォワードへのスルーパスを狙う。素早く察知してコースに入り、そのパスをカットする。こぼれ球をボランチの至が拾い、攻撃へとつなげる。至から悠馬、悠馬から圭翔、圭翔から新哉。切りこむのはまだ無理と見た新哉が圭翔に戻す。圭翔が今度は明朗へ。明朗は、上がってきた右サイドバック智彦にパスを出す。智彦は最初の一歩で相手左サイドバックをかわし、中央へクロスを入れる。新哉がワントラップして、シュート。相手キーパーがかろうじてセーブし、ウチのコーナーキックになる。
 新哉が両手をパンと叩き合わせるのが見える。ワントラップしたことを悔やんでのパンだろう。ダイレクトで打てていたら、入ったかもしれない。去年までのリーグ三部の試合でなら、ワントラップしても入っていたはずだ。
 そのあとのコーナーキックでも、おれはまだ上がらなかった。監督から指示も出ない。前半終了間際。上がってもいいような気はした。ここで点をとられたら相手は痛い。が、カウンターを食って先制されたらウチも痛い。ということで、やはり自重した。
 明朗が右足で蹴った左からのコーナーは、センターバックにクリアされた。おれが上がったときにおそらくマッチアップする相手だ。見た感じ、おれより背が高い。だがその割に細い。フォワードからコンバートされたタイプかもしれない。
 前半はそのまま〇対〇で終わった。ハーフタイムの監督の指示はこう。
「後半、立ち上がりは落ちついてな。十五分は前半と同じ感じでいい。無理はするな。でも十五分からは勝負だ。仕掛けていけ。右からだけじゃなく、左からも攻めろ。ただ、伸樹は、10番注意な。あいつは左に流れてくるから。ということで、圭翔、頼むな。左はお前がかきまわしてやれ。あと、貢と拓斗は、11番。ファウルをもらいにくるから、ゴール前では特に気をつけよう。今日の主審は結構笛を吹くしな。とにかく、あと四十五分。先は考えないでいこう。今な、今。延長もPKも考えるな。考えるのは、そのときになってからでいい。さあ、東京を卒業しよう。勝って関東に行こう。さらにその上に行こう。行けるぞ、お前らなら」
「ういっす」
 後半が始まった。立ち上がりは、指示どおり、慎重にいった。相手も同じだった。先に仕掛けたのはウチだ。長い縦パスを徐々に増やした。やみくもに出すのでなく、ショートパスにうまくそれを絡めた。
 そして後半二十分。チャンスはいきなり来た。圭翔から悠馬への横パスがカットされ、そのボールが大きめにこぼれた。そこへ走りこんだ至が、利き足の左でいきなり打ったのだ。速い、いいシュートだった。ブレ球ではない。一直線。揺れもしない。落ちもしない。矢。
 ペナルティエリア外からのシュートなのに、キーパーはほとんど動けなかった。虚をつかれたのだ。味方がボールを奪った直後だから。そこだけを見れば、国内トップクラス。いや、もしかしたら、ワールドクラス。本当に震えた。身も心も。ゴールが決まる直前にはもう、おれは前へと走りだしていた。決まるとわかったのだ。至の左足からボールが放たれたその瞬間、音を聞いただけで。
 すでに攻めの選手たちに囲まれていた至のもとへたどり着き、おれも頭を撫でた。下手な床屋のシャンプーのように手荒く。ゴシゴシと。そしてすぐに自陣に戻った。
「これからだぞ!」と全員に声をかける。
 相手のキックオフの直前、守備陣形を整えるべく、右隣を見た。拓斗がうなずく。相手は出てくるぞ。了解。
 残りは二十五分。相手はもちろん出てきた。激しく攻めてきた。ウチ同様、Jリーグ加盟を目指すチームだ。しかも創設はウチより前。もう何年も関東への昇格を逃してきた。先を越されたくはないだろう。
 打ち合いにはならない。そこからの時間帯、ウチは一方的に攻められる。だが常にカウンターを狙ってはいる。悪くない。そうやって、少しずつ時間を消化していけばいい。はずなのだが。そうもいかないのがサッカーだ。
 今日はここまでキレキレの至が、左に流れた10番からボールを奪い、素早く上がった左サイドバックの伸樹にパスを出した。伸樹から明朗へ。一気のカウンター。明朗がためをつくり、皆が押し上げた。明朗はやわらかなタッチでふわりとしたボールを新哉へ。新哉はそれを頭で圭翔の足もとに落とし、圭翔がシュート。だがそれを相手キーパーがセーブ。こぼれ球を悠馬が狙うも、相手センターバックがかろうじてクリア。そう。かろうじての、クリア。セーフティファーストでとにかく前に蹴っただけのボール。
 それがたまたま相手の10番に渡った。悪く言えば守備をサボってこちらに残っていた10番に、だ。10番は、走りこんだ11番にパスを出す。オフサイド、と思ったが、右サイドの智彦が残っていた。おれも拓斗も戻りきれなかった。パスを受けた11番は、キーパーの潤と一対一になった。
 すでに前に出ていた潤は、さらに出るしかなかった。ペナルティエリア外。キーパーとはいえ、手はつかえない。潤は足でのタックルにいった。ファウル狙いで倒れたりはせず、11番はそれをかわした。そしてやや体勢を崩しながらも、無人のゴールにボールを流しこんだ。カウンターのカウンター。うそみたいなゴールだった。
 んんん、という声が口から洩れた。たぶん、チーム全員の口から洩れたと思う。選手たちだけでなく、ベンチの監督や桜庭さんや成島さんや真希の口からも。
「オーケーオーケー。今から今から」と声を出す。
 何人かはうなずき、何人かはうなずかない。マズいな、と思う。さらに声を出す。
「切り換えろ! 立て直すぞ!」
「残り十!」との声が監督からかかる。「勝負!」
 残り十分で点をとりにいけ、ということだ。当然だろう。一対一になっただけ。〇対〇と同じ。試合開始時と同じ状況になっただけ。
 負けない。こんなときのために、おれはこのチームに呼ばれたのだ。若いチームが追いこまれてバタバタしないよう。踏みとどまるための重しとして。今この時間、おれの仕事はそれだ。婦人服を売ることではない。裏の階段を駆け上がることでもない。切り換えること。立て直すこと。
 耐えに耐えてボールを奪い、ようやく攻撃に出た。左サイドの伸樹が持ち上がり、圭翔へ。圭翔から悠馬へ。悠馬から明朗へ。明朗から新哉へのラストパスは、相手センターバックにカットされた。だがウチのコーナーキックになる。
 拓斗と目を合わせる必要もない。おれは前線に上がる。ゴールを狙いにいく。一点をとりにいく。予想どおり、長身の相手センターバックがおれのマークにつく。ボールが蹴られる前から体を当ててくる。おれも当て返す。右へ左へと動く。相手もついてくる。いったん下がり、また上がる。そしてまた下がる。
 明朗が右足でコーナーを蹴る。高いボールではない。低い。その代わり、速い。おれは一気に飛びこむ。頭からいく。相手より先に触り、体を右にひねる。ヒットはした。が、ポイントが少しずれた。ボールはゴールポストのわずか左を通り、ピッチの外に出た。相手のゴールキックになる。これでいい。シュートで終われた。自陣に戻る時間も稼げる。次は、相手がおれを警戒するだろう。そうなれば、マークが分散する。新哉や圭翔にもチャンスが生まれる。
 だがそのチャンスはやってこなかった。先にピンチが来た。今度はカウンターではない。シンプルに攻められた。伸樹が上がって空いたスペースをつかれたのだ。前がかりになっていたため、本来ならそのスペースを埋めるはずの至の戻りが遅れた。そこでボールを受けた10番への対応にはおれが出た。絶対に一対一でやられてはいけない場面だ。
 10番は、10番だけあって技術が高い。一度はフェイントでかわされそうになったが、どうにか食らいついた。前は向かせても、シュートは打たせなかった。が、まわりこんでいた11番にパスを出された。もう一人のフォワードを見ていたので、拓斗もつききれなかった。どうにか戻った至が後ろから懸命に足を出す。11番は転んだ。
 主審の笛が鳴る。PKだ。しかも、至にはレッドカードが出た。後ろからのファウルということで、一発退場。足はかかってないと至は言ったが、聞き入れられなかった。自身、わかってはいたのだ。ここで止めなければやられると。
 至が退場し、ウチは十人になった。こうなれば、あとはもう延長狙い。何ならその先のPK戦狙い。だがその前に、至のファウルで与えたPKがあった。倒された11番自身が難なくそれを決めた。キーパー潤の読みは外れた。潤は左に跳び、11番は右に蹴った。
 明朗がゴールに転がったボールを拾い、センターサークルへ駆け戻った。
「まだまだ! まだあるぞ!」とおれも声をかけた。
 皆、うなずいた。が、そのうなずきは、もはや儀礼的なものでしかなかった。キックオフ後数十秒で、最後の笛が鳴った。ピッ、ピッ、ピーッと三度。
 一対二。カピターレ東京は負けた。関東社会人サッカー大会、準決勝で敗退。関東サッカーリーグ二部への昇格の道は断たれた。
 短くも長い、シーズンが終わった。


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▼第1話から読む
○30歳サラリーマンがJリーガーを目指す!?(第1話)
○ある日突然、夫が本気のサッカーを始めたとき、妻は……(第2話)
○入社13年目でやらかしてしまった痛恨のミス(第3話)
○30歳のDF、試合で体が動かない!(第4話)
○試合の翌日、起きられずに会社に遅刻!?(第5話)
●エピソード一覧へ


<書籍概要>

■書名:それ自体が奇跡
■著者:小野寺史宜
■発行日:2018年1月9日(火)
■版型:四六判・272ページ
■価格:電子版 500円(税別・期間限定)、単行本 1,450円(税別)
■発行元:講談社
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