「レギュラーは11プラス5人」“連戦仕様”の矢板中央が三重に競り勝ち初戦突破
ゲキサカ / 2018年1月2日 21時10分
矢板中央のセーフティリードか。ただ三重も意地を見せる。後半32分、左サイドから崩しにかかると、川北、DF福岡秀峰(3年)とつないだボールが、ゴール前左のMF南出紫音(3年)に渡る。南出はボールコントロールから左足でニアを抜いて、1点差に詰め寄るゴールを奪った。
さらに三重は終了間際に立て続けにFKを獲得。しかし後半35分のゴール左で得たFKを直接狙った川北のシュートは枠左。アディショナルタイムにはFW本間裕人(3年)が頭で合わせる絶好機を迎えたが、シュートは枠に入らなかった。
試合は矢板中央が3-2で逃げ切った。プリンスリーグ参入戦を戦った影響で、選手権への準備期間が少なかったため、初戦の入りがより難しくなってしまったことを嘆いた高橋監督だったが、「選手たちは特長を出し切れた。反省点はありますけど、良かったなと思います」と、3回戦に進んだという結果をまずは評価する。
冒頭でも述べたように、例年よりも過密日程となっている今大会を考えれば、交代枠を積極的に使っての勝利は、評価できる点が多い。3回戦の相手は、プリンスリーグ参入戦で対戦した昌平高を破って勝ち上がってきた神村学園が相手。昌平との対戦であれば、1週間前に対戦したばかりとあって、スカウティングはばっちりだったと苦笑いを浮かべた高橋監督だが、「神村は秋田商業との試合を見たら、ものすごいプレーをする選手がいた。初めて対戦するので楽しみ。失うものないんで、一生懸命やりたい」と気合を入れ直していた。
対する三重高の伊室英輝監督は「三重県では体験できない高さだった。練習もしたが、体感するところで難しかった」と矢板中央の強さに素直に脱帽。ただ夏の高校総体で三重は前橋育英に初戦で0-7で大敗。相手は違えど、全国大会で2-3の接戦を演じ、違いを見せた。「自分たちのサッカーをやれたという部分では子供たちをほめたい」と伊室監督。「最後まで諦めないような戦い、スキルの部分も含めて、もう一度見せてやるんだというところでは、出来たと思います」と善戦したイレブンを称えていた。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 児玉幸洋)
●【特設】高校選手権2017
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