[MOM2402]上田西FW田嶌遼介(3年)_天性のロングスロワーが足で2アシスト
ゲキサカ / 2018年1月3日 23時5分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.3 全国高校選手権3回戦 帝京大可児高0-5上田西高 駒沢]
風の影響だけではないだろう。上田西高(長野)のFW田嶌遼介(3年)が驚異のロングスローを披露した。ベンチスタートだったが、風上に立った前半早々の12分に投入されると、アウトオブプレーになるたびに田嶌がタッチラインの手前に立った。
メインスタンドからバックスタンドに向かって強風が吹いていたため、追い風のときはふわりと高く浮かしたボール、向かい風のときは低いストレートボールという2種類を投げ分けた。前半32分にはロングスローがそのままゴールネットを揺らす場面も。だれもボールに触れていなかったとして得点は認められなかったが、驚異的な飛距離で何度となく帝京大可児ゴールを脅かした。
「2年までは隠していた。2年のときはBチームだったので。Aチームに上がったらやってやろうと思っていた」。田嶌自身が隠し持っていた“秘密兵器”を全国の舞台でいかんなく見せつけた。「中学1年のときに投げたら飛んだ。肩とか背筋も特に鍛えてはいないし、特に練習もしていない」という“天性”のロングスロワー。スローインからは得点につなげられなかったものの、しっかりと“足”で2アシストを記録し、結果を残した。
1-0で折り返した後半開始早々の1分、「ファーストタッチでミスをしてサイドに流れた」が、右サイドを縦に仕掛けてゴール前にクロス。FW根本凌(3年)がヘディングで合わせ、追加点を奪った。3-0で迎えた後半24分にも「相手を背負った状態からターンして」縦に抜け出し、マイナスのクロスでFW田中悟(2年)のゴールをアシスト。「2点にアシストで絡めたことは良かった」と胸を張った。
飛び道具だけでなく、足下の技術とクロスの精度でも初の8強入りに貢献。長野県勢としても41年ぶりの快挙となった。5日の準々決勝では、県勢初の4強入りを懸けて明秀日立(茨城)と対戦する。「長野県勢としても41年ぶり2度目のベスト8。次は必ずベスト4に入って、長野県の歴史を変えたいし、自分の人生も変えたい」。田嶌は力強く宣言した。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 西山紘平)
●【特設】高校選手権2017
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